人生を根底から変えるすごい感謝〜自然に感謝できる5つのコツ〜

人生をより良いものにするために、幸せに生きるために、感謝することを勧める人は多いですし、その類の本がたくさん出ています。

それはもちろん、誰だって感謝しないよりできた方がいいでしょう。

でも、昔から言われている処世訓のように感じたり、無理矢理感が強かったりすると、なんとなく嘘くさくて、取り組む気になれなかったということはないでしょうか。

本稿では、感謝の本当の姿を解き明かし、その性質を通してさらに人生に役立てる方法、自然と感謝できるようになる方法について、まとめてみました。

この記事の目次

感謝は矮小化されている

世の中を見渡して、感謝の効用として説かれているものには、たとえば次のようなものがあります。

  • 運気が上がる
  • 引き寄せが起きる
  • 思考が現実化する
  • 人生がうまくいく

などなど、いかにも実利的な感じです。そうでないと本が売れないのかもしれませんが、表面的な利につられて形だけ真似する人がたくさん出てきそうです。

形から入って本質につながるところまで行ければそれはそれでいいのですが、形だけのモノマネだった場合、あまりに不自然で周りが引いてしまうという残念なケースもよく目にします。

ネットを見ていても、SNSなどで感謝を連呼する人や、メールで決まり文句的に感謝を強調する社長さんなどに対して、うさんくさい、うざい、本当に感謝しているとは思えない、というように評判は散々です。

これでは、感謝しましょうと言われても、そんな人たちと一緒にされたらかなわないですし、素直にやってみようという気にはなれないのではないでしょうか。

でも、それで終わってしまったらもったいないです。

実際は感謝は、それ自体でもっと価値がある「すごい」ものなんですから。

感謝は、それ自体でもっと価値がある「すごい」もの

本当の感謝の正体

感謝を感情と捉える人がいますが、それは正しくありません。明確に、感謝は感情とは異なるものです。

感情の本質は、人の中にある価値観に照らして、好ましければプラス、厭わしければマイナスとして現れる二元的世界における心理現象です。

しかし、感謝はそうではありません。プラスとマイナスの感情が統合され、中和された時に現れるものだからです。

対消滅という現象があります。

物質と反物質というまったく同じで正負が逆の物質同士がぶつかると、両方が消滅して膨大な光とエネルギーが放出さます。

物質とエネルギーは相互に変換し合うものなので、感情というエネルギーにも同じ仕組みが当てはまります。

プラスの感情とマイナスの感情が統合された時に生じる、光とエネルギーが感謝なのです。
このニュートラルな感謝というエネルギーは、別の言葉で言うと、「愛」です。

特定の対象やある条件下でというものではなく、万人に向けてあらゆる方向から放射される無条件の愛です。

この愛は、ワンネス、もともと一つであった宇宙の根源のエネルギーです。

そうすると、信じられないかもしれませんが、感謝とはすなわちこの宇宙を成立させている大元のエネルギーと同質のものなのです。

感謝が「すごい」ものである理由が少しわかったでしょうか。

この愛は、ワンネス、もともと一つであった宇宙の根源のエネルギー

感謝は常にあるもの

このように感謝は宇宙そのものなので、実はどこにでもある、つまり、遍在するエネルギーです。

そうでないように見えるのは、私たちの物の見方が偏っているためです。

すべては必ず正負がバランスしています。それがありのまま捉えられると、感謝は自然に出てきます。

なので、感謝は自分の状態を示すバロメーターとして活用することができます。

もし、人生がうまくいっていて、でも、周りの人に感謝できず、むしろ、不満だらけだとしたら、それは傲慢になっているというサインです。

自分を大きく見て、他人を小さく見ている状態です(自分>他人)

ここでバランスを取らないと、分かりやすい例で昔のホリエモンみたいに、謙虚にならざるを得ない状況が起きてきます。

一方で、他人を崇拝したり、自己卑下している状態もアンバランスです(自分<他人)

このような時にも通常感謝はないでしょう。その場合は、自分を支えてくれる味方がいてくれ、自分を支えてくれたり励ましてくれるものです。

そこで、自分が自分の価値を見出してバランスが取れればいいのですが、そうでないと、もう嫌だと開き直るしかないところへ追い込まれるように、さらに事態は悪化していきます。

もういやだ、こんなの耐えられないってなるように仕向けてくれるわけです。

かといって、感謝がないと起きて欲しくないことが起きる、というネガティブな捉え方はしないでくださいね。

むしろ、自然に感謝が溢れる状態に心が整うように導いてくれるメッセージのようなものです。

したがって、そのメッセージをしっかり受け取り、内面のアンバランスを補正して感謝が自然に湧いてくる状態になれば、好ましくないことが現実化することはありません。

メッセージに気づかないからより気づきやすくなるように、自分の内面にあるものが現実化してくるだけなのです。

感謝の有無を羅針盤のようにして、うまく心のあり方のバランスを取ることができれば、思うがままの人生を生きるのは簡単です。

おっと、こんな言い方をすると損得勘定で感謝を矮小化している人たちと同じになってしまいそうですね。

感謝を日常的に感じていることは、偉大な宇宙の秩序を実感して、感動しながら生きることへとつながります。

これこそ、ちっぽけな引き寄せなんかよりよっぽど莫大な価値だと私は思うのですが、いかがでしょうか。

偉大な宇宙の秩序を実感して、感動しながら生きること

自然に感謝できる5つのコツ

感謝に意識を向けることに取り組む気になったでしょうか。

とはいえ、誰しも感謝なんかできないという状況に陥ることもあるでしょう。

以下に、そんな時にうまく対処して、自然に感謝できるようになるコツを書いてみます。

感謝できない自分も認める

まず、感謝はしなければならないものではありません。

感謝しなければならない、でも、できない。

できない自分はダメだ。

このように自分にダメ出しをしないことです。

感謝は自然に湧いてくるものです。

感謝がないのは見方が偏っていたり視野が狭いせいであり、自分がダメなわけではありません。

なので、まず自分はOK、ものの見方がちょっとずれていることを認めましょう。

今の状況で感謝できることを探す

その上で、「今の状況、起きていることに感謝できるとしたら?」と感謝できる理由を探してみましょう。

先ほど述べたとおり、感謝は宇宙に遍在するエネルギーなので、たとえどんなに救いがたく見える状況だったとしても、感謝できる理由は必ず存在します

実際その場になると難しいのは、こんなことを書きながら私自身すごく身に覚えがあることです。

しかし、陰陽のバランスは宇宙の法則です。感謝できる理由が見つからない時、「宇宙法則を否定する自分って、なんと傲慢なんだろう」と思うことにしています。

「見ようとしないから見えないのだ」

まずはこれを忘れないことです。

小さなテーマから取り扱う

コツは小さなことから扱うことです。いきなり大きなネガティブを扱うと進めなくなります。

日常のなかで、引っかかること、少しイラっとすることってありますよね。

普段であれば「まぁ、そんなこともあるよね」とスルーして、気にも留めないぐらいのことを取り上げて、扱ってみます。

大して気にしていないので、物の見方にもとらわれがなく、俯瞰も容易なので、すぐに見つかると思います。

そうやって、デメリットにフォーカスせず、反対にあるメリットを見つけていくと、わりと簡単に感謝できる理由が見つかるでしょう。これを積み重ねていきます。

小さなテーマから取り扱う

「ない」ものではなく「ある」ものに意識を向ける

人の心ってGoogle検索と同じなんです。広大な潜在意識の領域から、意識を向けたものをピックアップして来ます。

なのに、多くの人が毎日「お金がない、恋人がいない、才能がない、だけど、どうしようもない・・・」とないものに意識を向け、その結果として現れるものに囲まれてうんざりしています。

けど、本当にそうでしょうか?

現代の日本で普通の暮らしができるということは、ひょっとしたら100年前の王族さえできなかったことがわりと簡単に可能だったりします。少なくとも物質的には。

健康で、物質的に豊かで、やりたいことが自由にできる(機会という点では)日本に生まれたことは、とても運が「ある」こと、可能性が「ある」ことではないでしょうか?

「ない」ものではなく「ある」ものに意識を向ける

今日感謝できることを10個上げる

寝る前など時間を決めて、今日感謝できることを10個上げるのもよいでしょう。

私がかつて学んだ米国人のセミナーリーダーは、寝る前に感謝をあげていき涙が溢れてきてから寝るのを日課にしていました。

感謝で胸をいっぱいにしながら眠りにつくのはとても気持ちが安らぎますね。

それに、自分でも実感しましたが、どんどん感謝が溢れて感謝体質になります。

普通にしていても感謝を探そうという意識になるので、感謝に対するセンサーが敏感になってちょっとしたことでも、すぐ感謝して感動というすごくいい人になります(笑)。

もう、電車が時間どうりに来る、身体が自由に動く、家族が笑顔でいられることだって、よく考えれば当たり前なんかではなく、奇跡みたいなことです。

おまけ

このように意識を向けようとしても、どうしてもネガティブなことしか考えつかず、うまく感謝できない人も中にはいます。

このようなケースは、バーストラウマやインナーチャイルドなど、心の傷=トラウマが重い場合に、起きがちと言えます。

そんな自覚がある場合は、エネルギーヒーリングを受けてみると、こうであるという思い込みが緩み、視野が広がって自然に感謝がしやすくなります。

まとめ

以上みたように、感謝は願望実現や引き寄せなどの効果があるだけのちっぽけなものではありません。

感謝の本質は、宇宙の根源につながるエネルギーであり、人生を本質的な方向に導く羅針盤のようなものです。

常に感謝に包まれて生きることは、利害や損得を超えて、オールOKの究極的に安心で幸せな人生を生きるためのパスポートであると言えるでしょう。

無理矢理の感謝で周りを引かせてしまうような恥ずかしい人になる必要もありません。

静かな深い感謝で見えない光のオーラを放つあなたの元に多くの人が集まり、一緒にいるだけで人を癒すことさえ可能です。

まずは身近なところから、感謝のある生活を始めてみてはいかがでしょうか。

感謝のある生活

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この記事を書いた人

京都市出身。
京都大学法学部卒業。
大学卒業後、現在のメガバンクに入社、26年間勤務。

ビジネスの現場で産業調査や大企業の事業再生、富裕層取引等を担当、多くの企業経営者、富裕層顧客と接する中で、世の中の流れ、リーダーシップ、お金の本質等について考察を深める。

少年期より「人はなんのために生きるのか」「人はどこから来てどこへ行くのか」を自らに問いかけてきた。バブル世代でいったんは世の中の価値観に染まるが、会社オンリーの人生に生きる意味を見失って挫折を味わう。

魂が震える生き方を追求する中でエネルギーヒーリングに出会い、自身や周りの体験から、自己成長の最高のツールという確信に至り、独立起業を果たし、誰もが物心共に幸せになれる方法として「悟りを目指す生き方」を伝えている。

豊富な社会経験、懐の深さから、経営者、投資家、コンサルタント、カウンセラー、コーチ、医師、作家、セミナー講師、会社員、主婦など、多くのクライアントから支持されている。

著書「先行きの不安から自由になる『お金と心の法則』」(フォレスト出版)

HP:https://fillz.biz

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