そんな特徴のある人は、
何かを始めようと思ったときに「どうせ自分にはできない」という気持ちが先に出てしまい、始める前から自信を持てずに諦めてしまうことがあります。
仕事、勉強、運動、人間関係など人が生きていく上では様々なことが起こりますが
いつも「自己否定」が先に出てきてしまうことによって
いつも同じパターンを繰り返してうまくいかないということはないでしょうか?
今回は自己否定を止めるために簡単にできる3つの方法をご紹介したいと思います。
自己否定を止める3つの方法
今回はあなたの自己否定が止まらなくなってしまった時に「自己否定を止める」ためにできる3つの方法をご紹介したいと思います。
日常的にできる簡単な方法です。
意識するだけで自己否定が軽減されることが期待されますが、
最も大切なのはご自身が
ということに自分で気づいてあげることです。
もしかすると根本的には「自己否定を止めたいとは思っていない」という可能性も考えられます。
ですので今回の記事を読まれる方は「自己否定を止めたい」と思いながら読んでみてください。
自己否定のクセや根本原因については他の記事でもご紹介していますので、参考にしてみてください。
自己否定をやめる方法①
あなたの中で【自己否定が止まらない】現象が起こった時の対処法として今回ご紹介する1つ目の方法は
他人との比較をやめる
という方法です。
自己否定が強い人は
他人と自分を比べることで「自己否定」が生まれやすくなっています。
他人と比べても「自己否定」が出てこない。ということであれば、気にする必要がありません。
ご自身の中に、他人と自分とを比較したときに「自己否定」が出てくるクセがあると思ったら、他人と比較することをやめてみるという方法を取ってみましょう。
他人との比較で自己肯定感は高まらない
他人と比較することによって、確かに一時的には自己肯定感は高まるかもしれませんが、あくまで「一時的な効果」に過ぎません。
「一時的」な期間が過ぎると、自己否定が強い人はさらに深い「自己否定」が出てくる可能性があります。
わかりやすい事例で解説しましょう。
例えば、SNSを使っている2人がいます。
Bさんはフォロワーが私の100倍もいて、投稿時の反響が凄くて羨ましい
フォロワー数が多くて、人気のあるBさんと自分を比較して自己否定に陥ってしまうAさん。
一方で、Bさんの心境はどうでしょうか?
Aさんはフォロワーが少ないのに、SNSから仕事が入って羨ましい
SNSのフォロワー数と
SNS運用の実情から見えてきそうな2人の事例を書きました。
2人の状況を並べてみて、客観的に見てみるとそれぞれの事情や自己否定をしているポイントの違いがわかってきますが、当事者となると違ってくることでしょう。
どちらの立場になったとしても自己否定が存在しています。
他人と比較しても自己否定は増えるだけ
事例を客観的に見るとわかりやすいですが、
事例のAさんとBさん。どちらも他の人と比較することによって自己肯定感が高まるというよりも、自己否定がより強くなっていく可能性の方が高そうです。
他人と比較して自己否定を強めるよりは
既に自分ができている部分を認めて、自己肯定感を高める方が有益なのは、客観的に外から見るとわかります。
しかし、当事者となると分からなくなってしまいます。
さらに自己否定が起こることで、本来目指していた方向とは違った方向へと進んでいきやすくなります。
このように、他人と比較することによって自己否定が起こってしまったら。
あなた自身はどうしたいのか?
ご自身の本当の気持ちに寄り添ってあげることが大切になります。
どれだけ他人と比較してもゴールに辿り着くことはありませんが、
自分自身との比較であればゴールがあります。
あなたが本当はどうしたかったのか?
その目標や目的に対して、どのくらいまで到達しているのか?
あなた自身の気持ちに寄り添ってあげることです。
完璧主義を手放す
2つ目の方法は
完璧主義を手放す
とてもシンプルな方法です。
完璧主義は自己否定を引き出しやすくなります。
完璧にできていない状況になったとき
あなた自身はどんな反応を起こすでしょうか?
完璧主義が強い人は「完璧ではない」状況を作り出した自分を責めてしまいます。
完璧にできなかった自分は
- なんてダメなんだ
- 完璧でないのは許せない
- 完璧にできるまで頑張らないと
- 中途半端はダメ
- もっとちゃんとしないと
完璧ではない自分の存在が嫌になってしまい自己否定を引き出してしまいます。
完璧ではない自分を許す
完璧主義を手放すためには
完璧ではない自分を許す
ということを意識してみましょう。
実際に完璧ではない状態になった時に「自分にOKを出してあげる」というイメージです。
完璧主義であることによって
精度の高い仕事ができ、責任感が強く、最後までやり抜く力があるというメリットもあります。
その反面、自分自身に厳しく、他人に対しても厳しくなってしまいます。
そのため完璧ではない状況や状態が生まれた時には自分自身を責めてしまいやすくなります。
完璧ではない自分もいいよね。と気楽にリラックスして思えるようになることで自己否定が減っていきます。
完璧主義は手放すけれど
完璧主義を手放すにあたり、忘れてもらいたくないのは
完璧を目指す
という姿勢は手放さないということです。
完璧主義は手放しても、
「完璧を目指す」という姿勢は放棄しないということです。
完璧は目指しながらも、完璧であることを絶対条件として求めない。
完璧にできて、良かった。
完璧にできなくても、良かった。
と思えるようになれば、ご自身の中から自己否定は生まれにくくなってくることでしょう。
自己否定を認める
最後の方法は当たり前だと思われてしまいそうですが
自分の自己否定を認める
ということです。
自己否定が強い人は
自己否定をしている自分自身を否定してしまいます。
自己否定なんかしてはダメだ!
自己否定の存在そのものを否定する傾向にあります。
自己否定を解消したい!
自己否定から抜け出したい!
いつも同じパターンはやめたい!
と、心の中で思っているものの
実際に自分の中にある「自己否定の存在」を指摘されると途端に拒否してしまうことがあります。
今、自己否定が出てますよ。
自己否定のパターンはこういう時ですね。
自己否定が出ているのわかります?
というように、自己否定の存在に直面させられると
そんなことはない!
頭ではあるとわかっているのに、反応として「自己否定の存在」を認めないことがあります。
自分の中で自己否定の存在を認められていれば、このような反応は起こりません。
確かにそうだよね。
それだけのことです。
自分の中から出てくる「自己否定」の存在そのものに対して「反応」が出てきた時は注意してみましょう。
継続する力を身につける
今回は日常生活の中で簡単に取り入れることができる自己否定を止めるための3つ対処法をご紹介しました。
読んでみると当たり前のことばかりで「大したことない」と思われたかもしれません。
難しいことは何もありません。
大切なのは、今あなたが思っている当たり前で簡単なことを
継続する力を身につける
これがとても大切になります。
自己否定は油断をしているとひょっこりと顔を出して、あなた自身が気づかない内に同じようなパターンを繰り返し始めてしまいます。
すぐに効果が出ることは期待できないかもしれませんが、あなたが持っている「意識する力」を活用して自己否定のパターンをご自身の力で崩していくことが大事です。
将来、あなたの中から自己否定がひょっこりと顔を出したときに
あ!出てきた、出てきた自己否定
というように、自分のことでありながらも他人事のように客観的に扱うことができるようになれば自己否定とはうまく付き合えるようになり、自己否定から自己肯定へと繋がっていくことでしょう。
今回の対処法を活用していただき、
あなたの中にある自己否定とうまく付き合い、乗り越えられていくサポートとなれば嬉しいです。