この記事でわかること
・人と比べるのをやめるための新しいアイデア
・落ち込まない自分になるための視点の変え方
「いいなぁ、この人は」
「なんで私はできないんだろう」
つい人と比べて落ち込んでしまう
自分に自信がない
落ち込むと、もう何もやりたくない、重たい気分になる
そんな風に、人と比べてしまう時は、自分に価値がないように感じるかもしれません。
人と比べて落ち込むのは、やめられないのでしょうか。
ここでは、過去の私を振り返りつつ「人と比べて落ち込む」から抜け出す方法を紹介します。
「人は人、自分は自分」なんて、思えない
人と比べてしまったとき「私には私の良さがある」「比べても仕方ない」なんて、なかなか思えないものだと思います。
頭では分かっていても、心がついていかないものですよね。
落ち込んでいる時に「あなたにはあなたの良さがあるよ」なんて言ってくれる人がいても、受け取れなくて当然です。
頼りない慰めの言葉くらいにしかならなさそうです。
そういう時、どうしたらいいのでしょうか。
落ち込んでしまった気持ちが回復できるまでじっと待つ人や、自分の悲しさや悔しさに寄り添ってあげる人もいると思います。
今日はちょっと戦略的に、そこから抜ける方法を考えてみました。
続けていって、うまくいけば、落ち込みにくくなるんじゃないかなぁと期待しています。
人と比べて落ち込むパターンから抜けたいな、と思った時にやってみてください。
なんで落ち込んじゃうの?本当の原因
「この人みたいにはなれない」
「この人に比べて私は、、」
私も、人と比べて落ち込みことがありました。
大体パターンは決まっていて、相手に合わせられる人とよく比べていました。
相手の求めていることをさっと差し出せたり、気の利いたことを言える人です。
なんでそんな風に思ったかというと、それは、当時の私の理想だったからです。
コンプレックスと言ってもいいかもしれません。
できない自分に、劣等感がありました。
私は、人付き合いも、狭く深く付き合う方が好きだし、相手に合わせて器用に発言できるタイプでもありません。
なので、自分のできないことができている人が輝いて見えました…。
自分と比べてすごいと思うのは、多くの場合、自分の理想が関係しています。
人付き合いでも、仕事でも、絵や歌や料理でも、自分にはできないことができる人、理想をナチュラルに体現している人をみたときに比べてしまうのではないでしょうか。
こう考えると、人と比べて落ち込んでいるとき、本当は自分の理想と現実のギャップに落ち込んでいるのかもしれません。
落ち込む本当の原因は、理想と現実のギャップ
視点の変え方1 着眼点を変えてみる
比べている相手がすごいから自分が小さく感じるのではなくて、自分の中にある理想と現実がかけ離れているのです。
もしそうなら、「比べてしまうこと」から、「自分の理想」に話題を変えてみるとシンプルに考えられます。
自分の理想との向き合い方に注力すればいいからです。
「落ち込んでる時は、それどころじゃないんだけど」
とか
「そういう話なの?なんか違う気がする」
とか
話がズレた感じもするかもしれません。
でも、実際に感じている気持ちを直接なんとかしないほうが、案外解決することってあります。
だから「自分に自信を持つようにしよう」とか「人と比べないように気をつけよう」とかするよりも、一見遠回りな「理想との向き合い方を考えよう」の方が効く可能性があるんです。
比べちゃうときは、自分の理想を見つめ直すとき
視点の変え方2 理想との向き合い方を考える
理想との向き合い方を考えるとき、一番最初にチェックしたいのは、
その理想を掲げることは楽しいのか
ということです。
その理想を掲げること自体が楽しいと思うなら、理想に近づく努力をした方がいいです。
自分がある程度、納得するまでは、また人と比べてしまうこともあるかもしれません。
でも、その度に「自分の中の理想と現実の問題だ」と認識をあらためて、ひたむきに理想に向かって歩んでいけば、人と比べることは減ってくるはずです。
自分の小さな変化を見落とさないように気をつけて、歩んできた道を振り返れば、それは揺るぎない自信を育てる栄養になります。
でも、もし、その理想を掲げた時に、
「苦しい」
「辛い」
「できるかどうかわからなくて自信がない」
と不安の方が大きいなら、その理想に向かうことはポジティブな結果を生まないかもしれません。
全く違う方向に舵を切らずとも、中身を精査して、ブラッシュアップする必要があります。
なぜなら、場合によっては、理想に向かっていくことがその人の良さを無くしてしまうこともあるからです。
「理想を掲げるとワクワクする?」がチェックポイント
視点の変え方3 自分の良さを否定する理想
私は、気が利く人になれたらいいなって思っていました。
でも、その理想に向かっていくことにワクワクはしませんでした。
どちらかというと焦燥感とか、否定感を感じていました。
大袈裟だけど、できないと自分の価値がなくなってしまうような感じでした。
「やりたい」よりも「やらなきゃ」の方が近かったです。
振り返ると、そこに向かっていくのをやめてよかったなぁと思っています。
なんでかというと、本来の自分を打ち消す方向だったからです。
人って自分の良さを打ち消す理想を立ててしまうことがあるんですよね。
苺が大豆になろうとするみたいな感じでしょうか。
せっかく苺美味しいのに、体にいいからって大豆味になったら食べたくないですよね、、。
その理想が自分のことを幸せにするのかを、ちゃんと考えて、その理想に向かうのかどうかを決めるべきです。
視点の変え方4 ないものねだりの真実
理想の中には、ないものねだりが入っています。
私が気の利いた人になりたかったのも、ないものねだりでした。
「ないものねだり」なんて言われたら、自分が足りないみたいな感じがして悲しいかもしれないんだけど、そういうことではないんです。
ないものはないままでいいからです。
私も、相手に合わせる器用さは持っていなかったけど、裏表のなさは持っていました。
ないものねだりって、持っているものがちゃんと見えなくなって、持っていないものを見ている状態を言うのだと思います。
偏って自分自身を認識している状態です。
そんな時に、自分にないものを持っている人を見たら、心が潰れてしまいます。
「ないものねだり」は認識の偏り
視点の変え方5 本当に欲しいもの
理想の自分になりたいときは、理想の自分になって、何か欲しいものがあるんじゃないでしょうか。
私は、自分が相手に合わせられるようになれば、人とつながりを感じることができると思っていました。
本当はできるようになっても、つながりを感じられるようにはならなかったと思うんだけど、そう思ったんですよね。
理想との向き合い方を考える時、理想の自分になったら手に入りそうなものは何かを考えてみる方が重要です。
私のケースだと「どうやったら人に合わせられる人になれるのか」じゃなくて、「人とつながりを感じるためにはどうしたらいいのか」を考えるべきでした。
これは、人間関係だけじゃなくて、他のどんなことにも言えることです。
仕事でも、絵でも、歌でも、料理でも、なんでも。
絵が上手な人と比べて落ち込むなら、絵が上手になるためにどうするかを考えるのもいいけど、絵が上手くなって何を得たいのかを考えてみた方がいいし、それを得るにはどうするかを考えたほうがいいです。
もっと印象的な色使いができるようになりたい、そしたら人の心を動かせそうだ、と思っているなら、やるべきことは印象的な色使いを身につけることではなくて、今の自分のどの部分が人の心を動かすのかを考えることです。
理想の自分が持っていそうなものは?
まとめ
こうやって、自分の理想向き合っていると、理想の中身が変わってくる可能性も高いです。
自分を生かす理想を設定して、落ち込むことを減らしてみませんか。
もしかしたら、落ち込んでいる時はこんなこと考えてる場合じゃないかもしれません。
何もする元気が出ない時もあるもんです。
でも、少しだけ元気になったらやってみてほしいです。
理想と向き合ってみることが、自分に自信を持つための第一歩になると思います。