他の人よりも目立ってしまうと批判されそうで恐くなり、動けなくなる。
そんな経験はないでしょうか?
- 人より目立つことを極端に恐れてしまう
- 目立つのが怖くて、できないことが多い
- 何かをするときはなるべく目立たないようにしたい
他の人より目立つことを恐れるあまりに、結果的に本当に得たい成果を得られないということがあるかもしれません。
他の人より目立つことが怖くて、
動けなくなってしまうことがよくありました。
実際に使った、抜け出すための方法をお伝えします。
今回の記事では人より目立つことで批判されることが恐くなり
動けなくなってしまう人の特徴と原因を読み解くヒントをお伝えして、実際に解決するために私が使った方法をお伝えしていきます。
もし、あなたが批判を恐れて一歩が踏み出せないのであれば、最初の一歩を踏み出すキッカケになると嬉しいです。
誰かに批判されるのが恐い
他の人より目立つことによって、自分が誰かに批判されることが怖い。
この恐怖心によって、ご自身の行動が制限されてしまった経験はありませんか?
これは誰かに制限されるということではなく、自分自身が自分を制限してしまうということです。
例えば私の場合、思い出される経験は・・・
小学生の頃、授業中に手を挙げてトイレに行くということができませんでした。
トイレに行きたくなっても、とにかく我慢をして乗り越える。そして、休み時間になったらトイレに行くということをしていました。
これは授業中に手を挙げてトイレに行くと言うことを先生に伝える。この行為によって授業中に目立ってしまうことを極端に恐れたからです。
「あいつトイレ行くんだ」と思われたくなかったのです。
思われることに異常なほどの恐怖心があり、それよりもトイレを我慢して目立たないようにすることが重要でした。
大人になってからはたったそれだけのことなのにと思ってしまいます。
しかし、たったこれだけのことが私の心の中では意外と残っており、実際の行動に制限をかけていたのです。
と言うのは、
大人になって働き始めてからも仕事を中断して仕事中にトイレに行くと伝えることがとても恥ずかしく、なかなか言い出すことができませんでした。
ここで考えておきたいのが
私の小学生の頃の経験では、誰に批判されることを恐れていたのでしょうか?
原因を特定してみる
私の事例の場合ではありますが、実は「誰か」と言う特定の人物からの批判経験があったわけではありません。
自分の中でなんとなくトイレに行くと目立ってしまう。
授業中に目立つと批判されてしまう。と言う思い込みが強くあったからです。
はっきりと記憶には無いのですが、もしかすると、私以外の誰かが授業中にトイレに行ったことを馬鹿にされたり、それを原因としていじめを受けていた。そういった現場や状況を見たことによって、自分の中に授業中にトイレに行く事は恥ずかしい事だという刷り込みができていたのかもしれません。
今思えば、
授業中にトイレに行く事は恥ずかしいことだというのは、子供の頃にいつの間にか作られた思い込みの強さから出てきた恐怖心によって形成されたという可能性が考えられます。
このように大人になった今だからこそ、できることがあります。
それは、当時起こっていた状況を客観的に捉え直して
本当はどうだったのか? 原因を探ってみることによって、自分自身の中にくっついてしまっていた
目立つ事と恐怖心の関係性を剥がしてあげるのです。
目立つことの5つのデメリット
ここからは「なぜ?目立ちたくないと思ってしまうのか」
目立つことによって起こってしまう5つのデメリットをご紹介していきます。
・批判される
・恥ずかしい
・注目を浴びたくない
・人との関わりを避けたい
・妬みの対象になりたくない
批判される
今回の記事のメインテーマでもある「目立つことで批判される」ということがあります。
目立つ人はどうしても批判の対象になりやすいと言うことがあります。
有名人はネットニュースで批判の対象になりやすくなっています。
例えば、
有名なインフルエンサーであれば、ちょっとした問題行動であったとしても大きな批判を生み出すと言うこともあります。
こういった情報を日常的に見ていると、自分自身も目立ってしまうと、もしかすると世間から批判されるのではないか
といったような思い込みが刷り込まれてしまう可能性があります。
批判はされたくない。そのためには、なるべく目立たないように日常を過ごそう。と思うようになるかもしれません。
恥ずかしい
先程の私の小学生の頃の事例と同じです。
目立つことによって恥ずかしい思いをしたくないから、なるべく目立たないようにする。人よりも目立つ事は避けるようにする。といったことが起こります。
人より目立ってしまうと、とにかく恥ずかしくてその場にいることができない。
そこにいる自分は消えてしまいたいほど恥ずかしくなる、という経験をされた方もいらっしゃるかもしれません。
注目を浴びたくない
人によっては注目をされることに快感を覚える、もっと注目されたいと思う方もいらっしゃいます。
一方で、
人生においてなるべく人から注目されたくない。注目されるだけで居心地が悪くなってしまう。人からの視線はなるべく避けておきたいという方もいらっしゃいます。
目立つと注目されてしまう。
注目されると、居心地が悪い。
だから、なるべく注目を浴びたくない。目立たないようにしたいと気持ちが働きます。
人との関わりを避けたい
他人と関わることを苦手とするタイプの人がいます。
誰かと一緒にワイワイと盛り上がるよりは、
1人で黙々と作業をしたり、孤独でいる方が作業効率が上がる。
孤独であることに対して苦痛を覚えない。
それよりも、誰かと一緒にいたり、多くの人と関わったりすることにはストレスを感じて自分らしくいられないというタイプです。
妬みの対象になりたくない
人よりも目立つことによって、
誰かから妬みの対象となってしまうことに恐れを感じているというパターンがあります。
自分が誰かよりも秀でている。他の人よりもできる。
それを証明してしまうと他の誰かの妬みや恨みが自分に向かい攻撃されてしまうという恐れを抱いています。
目立つことの恐怖から抜け出す
人より目立つことにはデメリットがある。
そのデメリットは恐怖心と繋がっていて
恐怖心があることで、自分の行動は制限され、本当にやりたいことができなくなってしまっている。
できれば、その恐怖心を乗り越えて新たな自分へと変わっていきたいところです。
そこでここからは
この問題を解決するために私が実際に取っていた方法をお伝えします。
目立っても良い環境で目立つ
私の中にはずっと
目立ってはいけない。
人より目立つ事はしてはいけない。
なるべく目立たないように過ごした方が良いといった思い込みがありました。
しかし、私の気持ちの中には、
目立つことに対する恐怖心から抜け出し、自分をもっと外に出していきたい。
そんな思いも同時に存在していたのです。
目立つことなく自分を出す。
これは矛盾を含んだ非常に難しい問題です。
そこで私が取った方法は目立っても良い、目立つことが良しとされるような環境でわざと目立ってみるということを自分に課すことにしました。
その方法は参加したセミナーでの質問タイムの活用です。
当時参加してしたセミナーの最後には、講師への質問タイムが設けられていることがよくありました。
セミナーに参加されたことがある方ならお分かりかもしれません。セミナー最後の質問タイムに
「質問はありますか?」と聞かれて会場の誰も手を挙げないという状況。
会場全体が しら〜っとしてしまうことも。
講師やセミナー運営者の立場からすると「質問をしてくれる人はありがたい」存在なのではないでしょうか?
何よりも、質問をする人はセミナーの内容に興味を持ってくれたという印象を持ちます。
セミナーの最後に手を挙げて質問をする。これは私の認識からすると目立つことです。
目立つことではありますが、
自分にとっても、そしてセミナー運営者にとっても価値のあることです。
目立つことが悪い事にはなりにくい環境なのではないでしょうか。
私はセミナーに参加する際、なるべく1つは講師に質問をして帰るようにしようと決めていました。
目立つことに恐怖を感じていた私でしたが、敢えて目立つことをすることで克服することができないかと考えたのです。
これにはもう一つのメリットがありました。
それは質問することを前提としてセミナーの内容を聞くことになるため、より学びが深まる効果です。
目立っても批判されない体験
私はセミナーに参加して学び、そして質問をして目立つ。
質問をして目立っても批判はされなかった。
そんな体験を実際に積み重ねていきました。
実際に体験を積み重ねることによって、私の中で「目立っても批判されないんだ」ということが体感としてわかるようになってきたのです。
目立つことが恐い。
恐怖心から足がすくんでしまい思ったように行動ができない。
でも、もっと自分を外に出して自分らしく活動したい。自分らしく生きていきたい。
そんな方にオススメなのが 目立っても大丈夫と、あらかじめ思えるような環境であえて目立ってみると言うことです。
実際に目立つことをすることによって、自分の中に構築されていた目立つことに対する恐怖心が少し和らぐかもしれません。
自分の中に作り上げていた恐怖心が実は幻想だったと気づくかもしれません。
あなたが目立つことをすると、本当はどんなことが起こるのか?
リスクが少ない所から試してみることによって、自分の中に作り上げた恐怖心を乗り越えていくきっかけになるでしょう。
それでも 目立つことの恐怖心から抜け出すことができないという方は是非お問い合わせください。
個人セッションを通じて一緒に解決方法を探っていければ嬉しいなと思っています。