・「子どもに怒鳴りたくない!」と私が思った理由
・子どもに怒鳴る根本原因とは
・子どもに怒鳴るのをやめるために意識すべきこと
子育てでイライラして、しょっちゅう子どもに怒鳴ってしまう私
妊娠中の私が自分の子育てをイメージしたときに出てきたのは、そんな自分の姿でした。
私、絶対やばい・・・
子どもの心を傷つけたくないよ・・・
絶対、イライラして怒鳴る母親になんてならない!
そう決意した私が、【子育てでイライラして子どもに怒鳴らない】ためにやってきたことをお伝えしたいと思います。
親に怒鳴られて育った私
さて、まずは私が妊娠中に【子どもに怒鳴るのはやめる!】と真剣に思った理由をお伝えしたいと思います。
私、親に怒鳴られて育ったんですよね。
正確には、父親が怒鳴る人でした。
父は「お前たちのためにやりたくない仕事をやっているだ」とばかりに、毎日ひりつくようなピリピリしたエネルギーを周りに撒き散らす人でした。
そして気に入らないことがあると、怒鳴る。
ときには平手打ち。
母も父には逆らえなかったので、家の中では誰も私を父から守ってくれる存在はいませんでした。
そんな家庭の中で、私は緊張し、身構えて、安心できずにいました。
ここではないどこかにいきたい、って常に感じていました。
イライラしては夫に当たってしまう結婚生活
そんな私が夫と出会い、結婚しました。
夫は父とは全く違い、穏やかな人で、怒鳴ることなんてありません。
あー、これで自分は親とはまったく違う幸せな人生を歩んでいける、と思ったものです。
でもね、なぜかイライラするんですよ。
職場ではイライラしても抑えられるんですけど、家に帰るともうダメ。
夫にいちゃもんつけて、ネチネチ言う。
時には怒鳴ってしまうこともある。
プリプリして無視を続けることもありました。
もちろん、そんな自分が嫌で、イライラして何かやらかすたびに反省して「もう絶対イライラしない!」と思うんです。
でもいつのまにか、またイライラするようになってしまう。
その繰り返しでした。
そんな私が妊娠、そして決意したこと
そんな私が妊娠して、まず「このままじゃやばい!」と思ったのは、当然ですよねー 笑
・イライラしないと思っても、いつの間にかイライラして怒鳴って、後悔することを繰り返している。
・イライラした親に怒鳴られる子どもの苦しさを知っている。
この二つの条件が揃ったら、、、もう、ねぇ。
イライラして子どもに怒鳴る自分の姿がありありとイメージできるし、怒鳴られた子どもの気持ちも鮮明に感じることができる。
イライラする自分も嫌だけど・・・、子どもに小さい頃の私のような苦しみを抱えてほしくない!
そして生まれてくる子どものために、本気で、自分を変えよう!と決意したんです。
なんでイライラしてしまうのか
実は私は妊娠する数年前から、自分の生きづらさの原因ってなんだろう、生きづらさをどうにかできないか、といろんな本を読んだり、思いつくままに講座を受けたり、カウンセリングなどのセッションを受けたりしていました。
そりゃ、いつもイライラして、イライラに振り回されて時には周りを傷つけ、そんな自分に自己嫌悪して落ち込む、を繰り返していたら、生きづらさを感じて当たり前ですよね。
そうやって学んでいる中で知ったのは、『インナーチャイルド』という概念でした。
『インナーチャイルド』はもともとは心理学の用語。
『インナーチャイルド』とは何か、いろんな人がいろんな説明をしているのですが、私が今捉えている『インナーチャイルド』は以下のようなイメージです。
乳幼児期から成人するまでの間についた心の傷
例えば私のケースだと、父親のイライラや暴言、時には暴力によって支配され、自分の本音よりも、父の顔色を伺うことを優先せざるを得ない子ども時代を送ります。
すると心に深い傷が無数につきます。
それが『インナーチャイルド』です。
『インナーチャイルド』にまでなった深い傷の数々は大人になっても簡単に癒えません。
すると『インナーチャイルド』の影響で、目の前に父親がいなくても、人の顔色をうかがったり、ビクビクしたり、自分に悪いところはないか常に気を張ったりするようになります。
自分らしく振る舞えないことに対する子どもの頃からのイライラが溜まっているので、些細なことでもイライラが募ったり、爆発したりするようになります。
「変わる!」と決意した私が選択したこと
妊娠する前にも『インナーチャイルド』についての本を読み、カウンセリングを受けたりして、『インナーチャイルド』を扱ったことはありました。
父や母にされたことで、辛かったことを思い出して書き出したりもしました。
ああ、こういう育てられ方をしたから、自分はこういう振る舞いをしがちなんだな、というような自己理解は深まった気がします。
でも、自分の生きづらさがよくなったかどうか、はっきりとわからなかったんですよねー。
イライラしたり落ち込んだりすることは変わらなかったし。
そのうち、『インナーチャイルド』のことを考えるのをやめてしまいました。
でも、妊娠して、自分が子どもを持つことをイメージした時、このままだと私が子どもに『インナーチャイルド』をつけてしまう、とも感じたんです。
それは絶対に避けたい!と。
当時は『インナーチャイルド』がイライラの原因になっている!とまでは確信が持てませんでした。
でも、このままだと息子に『インナーチャイルド』をつけてしまう!と感じるってことは、私にもまだまだ『インナーチャイルド』があるんだろうと直感。
「お腹の息子のためにも自分は変わるんだ!」という想いを胸に、導かれるようにWebで出会った『インナーチャイルド』をエネルギー的に取り扱うというヒーリングを体験することにしました。
体験を受けて、どこかが緩んだような感覚がしたので、そのまま本セッションに進みました。
そして出産、子育てスタート
そして無事出産。
初めての育児がスタート。
『インナーチャイルド』をエネルギー的に扱ってはいたものの、息子が自分の思い通りにならないとイライラが出てくることはありました。
例えば、なかなか泣き止まない。
オムツもかえたし、おっぱいも飲ませた。
ずっとあやしているのに、泣き止まない。
するとね、どんどんイライラしてきます。
そんな時は、なぜイライラするのか、気持ちを探ってみました。
するとその時は、(私は泣いていると父に怒鳴られて辛かったのに、あなたはそんなに自由に泣けてずるい!)という想いが出てきました。
その想いを感じていると・・・、(私ももっと自由に泣きたかった!)という本音に気づいてハッとしたんです。
そして泣いている息子を抱っこしながら、一緒にわんわんと泣いてしまいました。
ひとしきり泣いてスッキリすると、息子も泣き止んでる。
するとなぜか気持ちが軽くなり、それ以後息子が泣いていても、それほどイライラしなくなっていきました。
『インナーチャイルド』を先にエネルギー的に取り扱っていたので、自分の『インナーチャイルド』を自分で癒しやすかったんだと思います。
イライラして子どもに怒鳴ってしまった、そんな時は・・・
息子にイライラした時は、イライラを感じながら、イライラの根本原因を探っていく、ということを意識していました。
イライラすることは確実に減ってはいきましたが、息子が成長するにつれて、新たなイライラするポイントが出てきたりします。
例えばある程度大きくなると、こちらの言うことも理解できるようになります。
だけど、何度声をかけても無視をされる時はものすごくイラっとしました。
「何度言ったらわかるの?!」と怒鳴ってしまうことも何度もありました。
そしてやっぱり、どうして息子に無視されていると感じると、こんなにイライラするのか、気持ちを探ってみました。
すると、私が小さい頃、何かに夢中になって父の話を聞かずにいると、父に怒鳴られていたことを思い出したんです。
何回か父に呼ばれても生返事ばかりして動かなかった時は、頭を引っ叩かれたこともある。
それ以来、父の話は絶対聞かなきゃならないと、ビクビクするようになったんですね。
私はそうやって父に怒られないように必死で頑張ってきたのに、息子は平気で私を無視する。
なんとなくそれが、息子から馬鹿にされたように感じてしまっていたんです。
そうやって自分の『インナーチャイルド』を見つめていると、だんだん冷静になってきました。
いや、息子は別に私を馬鹿にしてるわけじゃないよね。
夢中になると、周りの声が聞こえなくなることって、小さい頃の私にもよくあった。
それから、息子が私の言うことを無視するようなことがあってもイライラしなくなりました。
冷静に息子が気づくまで何度も話しかけたり、息子の肩をトントンしてこちらに注意を向けるように促したりするようになったんです。
あとは、息子にイライラして怒鳴ってしまったあと、イライラの原因が自分の中にあったことに気づいた時は、以下のようにちゃんと息子に伝えることを心がけました。
「ごめんね、お母さん、小さい頃からイライラが溜まってて、それが爆発しちゃう時があるんだ。
イライラしちゃうのは、あなたのせいじゃないからね、ごめんね。」
そうやって、子ども時代の私のように【親にイライラして怒鳴られるのは自分が悪いせい】という勘違いが息子に起きないように、息子に『インナーチャイルド』がつかないように気をつけました。
子どもにイライラして怒鳴ってしまうのは『インナーチャイルド』が癒されたがっているサイン
息子にイライラしては、それをきっかけにイライラの原因を自分の中から感じてみる、ということを繰り返しました。
イライラはどんどん減っていきましたが、それでも無性に怒鳴りたくなる時ってあるんですよね。
そういう時は、車の中で怒鳴ってました 笑
くそっ!
なんで?!
もう、いや!信じらんない!!!
いやー、ここには書けないようなセリフも叫んでましたよ。
父を前に、自分の本音を相当抑えて来てたんで、そうやって物理的に吐き出すことも必要だったんだと思います。
とにかく息子にイライラした時は、イライラしちゃダメ!と捉えずに、このイライラは何のサインかな?と目を向けます。
すると、まだ癒やされていない『インナーチャイルド』が見つかったりします。
そういう経験を繰り返すと、子どもにイライラして怒鳴ってしまうのは『インナーチャイルド』が癒されたがっているサインだな、と実感してきます。
そう実感できるようになると、イライラすること自体を否定しなくなるので、かなり気楽になりますよ。
まとめ
今では息子にイライラすることはほとんどありません。
イライラしたとしてもすぐ切り替えられます。
息子は息子で、全然イライラしない子なんですよ。
いつでも陽気で、歌って踊って、穏やかです。
『インナーチャイルド』が少ないんだろうなと感じて嬉しくなります。
私と息子との間には、毎日いい空気が流れています。
妊娠中に【子育てでイライラして子どもを怒鳴りたくない!】と強く感じ、『インナーチャイルド』を扱うと決めた自分を褒めてあげたいなと思います。
自分の子ども時代を無意識に子どもに投影してしまう子育て中は、『インナーチャイルド』を扱うチャンスだと思います。
自分が楽になれば、子どもも楽になっていくという相乗効果も期待できます。
【子育てでイライラして子どもに怒鳴ってしまう】っていう方は、どうしてイライラするのか、ご自身の子ども時代に原因がないかどうか意識を向けてみてください。
思わぬ『インナーチャイルド』に気づいたりするかもしれません。
自分一人ではなかなか難しいっていう方はご相談を!
私が妊娠中に受けた『インナーチャイルド』をエネルギー的に扱うヒーリングを、今は自分でも提供しています。
私自身の経験も活かしながら、たくさんの方のイライラする子育ての悩みに寄り添っています。
詳細はこちらのページをご覧ください。
あなたが【子育てでイライラして子どもに怒鳴る】ことから1日も早く解放されることを願ってます。
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