会社員、自営業、主婦(主夫)業、公務員。
たいていの人は大人になれば持ち場があり、なんらかの仕事に携わっていることでしょう。
そして仕事をしていれば、プレッシャーを感じることもあるでしょう。
・仕事量がどんどん増えて、とてもさばけない
・苦手や荷が重すぎる仕事を任されて、気が重い
・周囲や上司の期待が大きく、応えられないんじゃないかと不安になる
そんな時の対処法です。
このうちのどれか、またはいくつかを試してみてはどうでしょう。
煮詰まった状態に少し風穴が空いて、また一歩ずつ、またはグンと動き出すかもしれません。
1.深呼吸やストレッチでリラックス
人はプレッシャーを感じると呼吸が浅くなって、身体は力が入って固くなるものです。
「心身一如。心と体はひとつである」と言われます。
楽しいから人は笑顔になる。一方で、笑顔でいると楽しくなる、という説もあります。
浅くなった呼吸を深くし、ストレッチなどで固まった身体を緩めましょう。
それに連れて、感じていたプレッシャーも緩んでリラックスするでしょう。
余談ですが、身体の柔軟性が上がるとプレッシャーに対処しやすくなると言われます。
2.水を飲む、シャワーを浴びる
プレッシャーを感じる時、固くなるのは身体だけではありません。
視野が狭くなり、意識も固定しがちで、エネルギー体も固くなっています。
水を飲んだりシャワーを浴びて、自分を内側からそして外側から水で洗いましょう。
単純に気分も変わるし、肉体および意識やエネルギー体の流動性も上がって、いいアイディアが浮かんでくるかもしれません。
3.細かいステップに区切る
「千里の道も一歩から」と言います。
これから千里(4000キロ)歩くと思うとひるんでとても歩けませんが、一旦先のことは脇に置けば一歩踏み出すことはできたりします。
プレッシャーを抱えている時は、この「一歩」が見えなくなっているものです。
最終目標はいったん脇に置いといて、まずは全体を細かいステップに区切って、最初の一歩を見つけましょう。
細かいステップに区切るといっても、大抵の場合は最終ゴールまで定義する必要はありません。
ゴールはざっくり捉えながら目の前の具体的、現実的なステップを刻みましょう。
途方に暮れた状態から少しずつでも動き出すと、また調子に乗ってくるものです。
4.他の人に頼む
仕事を抱えすぎていませんか?
人に頼むのが苦手だったり、相談するのに躊躇する、という場合があります。
ちょっと殻を破ってみませんか?
仕事の一部を肩代わりしてもらったり、ときには弱音を吐いて手伝ってもらいましょう。
案外、頼られることを喜んでくれたり、楽しんで手伝ってくれることもあるものです。
お願い上手になると人生ガラリとかわるかもしれませんね。
5.自然の中に身を置く
人は心地よい自然の中に身を置くとリラックスします。
これは、無意識に自分が自然の一部であることを思い出し、周囲とのつながりを実感するからでしょう。
一方プレッシャーに押しつぶされそうな時は、心理的に周囲とのつながりを断ってることが多いものです。
そしてその孤独感がさらにプレッシャーに拍車をかけます。
そんなとき、自然の中に身を置くと本来の意識状態を取り戻し、新たな視点で状況を捉え直していい打ち手が見つかるでしょう。
身近な公園や神社、少し足を伸ばして山や高原、川や滝、温泉などもいいでしょう。
ただ自然といっても、荒れた雰囲気のところは避け、心地よい雰囲気の場所へ足を運びましょう。
6.瞑想する
瞑想や内観も役に立ちます。
自分の本音が探れるからです。
誰でも長い間、「やるべきこと」しかやらずに「やりたいこと」ができていないと、エネルギーが枯渇してしまいます。
時間をとって瞑想し、自分の本音を探りましょう。
やるべきことに意識が向きすぎて、自分の本音が埋もれてしまっているかもしれません。
もう一度掘り起こし、認識しておきましょう。
今すぐやりたいことが出来なくてもかまいません。
やりたいことがわかるだけで、またはそれをいつやろう、と予定するだけで、気持ちが変わるのを感じるでしょう。
瞑想は習慣化すると、リラックス状態でいやすくなる等、上記以外にも様々な効果があるのでお勧めです。
7.逃げ出す
いろいろやっても状況が改善しないならば、最後の手段は「逃げ出す」。
「逃げ出す」のは負けを認めるようで嫌だ、潔くない、恥ずかしい、逃げるのも怖い、罪悪感が湧く、等いろいろ感じるかもしれません。
けれども、「三十六計逃げるに如かず」と言います。
今風に言えば「逃げるは恥だが役に立つ」でしょうか。
どれだけ頑張ってもその時点ではうまくいかない、ということもあるものです。
安易に逃げ出すのは考えものですが、必要以上にこだわって潰れてしまうのもどうかと思います。
そんな時は「逃げ出す」ことも選択肢に入れておきましょう。
実際に逃げなくても、「いざとなったら逃げりゃいい」が選択肢にあると、気楽になっていいアイディアが浮かんだり、逆に肚がすわって力が湧いてくることもあるものです。
まとめ
いかがでしたか?
過度な重圧から抜け出そうとする時、それを最も邪魔する態度は深刻になることです。
「リラックスしてる暇なんてない」と感じる時こそ、最もリラックスが必要なタイミングです。
そんな時こそ、一旦手を止めて、視野を広げて深刻さから抜けだしたいものです。
上に挙げた対処法を参考にしながら、本来のリラックスした「風通しのいい状態」に戻りましょう。
そうすれば、心機一転。また自分らしく力を発揮できるでしょう。
自分らしく力を発揮することは大きな楽しみであり、人生を豊かにしてくれます。
多少時間はかかってもそこへ向かって進みたいですね。
今回7つの対処法をお伝えしました。
根本的には、重圧に押しつぶされるのは思考パターンや思いグセ、さらにはセルフイメージや世界観が原因です。
その改善にはヒーリングやカウンセリング等が役に立ちます。
根本から改善するタイミングには考慮に入れると良いでしょう。