【漢方養生】玄米から考えたと生命力の高いエネルギー農法の良さ

漢方は地域風土と食によって起こる病を湯液(煎じ薬)で治す医学ですが、日々の養生も大切にしています。

漢方を学び、玄米の食養生を知っていたものの長年玄米を生活に取り入れていませんでした。
でも、最近食べたいという気持ちになったので玄米を炊いて食べてみると滋養の深さに驚きました。
これは!?と生命力の高い食べ物について考えてみました。

この記事の目次

日本人はいつから米を食べ出したか

私が子どもの頃は、歴史の時間に稲作が日本に伝わったのは弥生時代だと習いました。
それより前の縄文時代は狩猟生活を送っていて弥生時代とは大きく違い、土器の形状や住居様式、生活様式、そして、稲作の有無といった点で全くつながりのない文化という印象を受けました。

最近では、縄文時代にも米を食べていて、弥生時代に水田栽培を始めたという考えに変わっているようです。
遺跡から、もみを焼いて焼米(やきごめ)として食べていたことがわかっています。
その後、玄米を甑(こしき)で蒸して食べ、戦国時代には蒸した米を乾燥させて干し玄米(糒:ほしいい)を作り非常食にもしています。
白米を食べるようになったのは江戸時代からといわれています。

食べ続けられてきた米は日本の重要な穀物

先史から食べ続けられてきた米。
シンプルな調理法で食べ続けられ、主食にまでなった食べ物は他には見当たらないです。
食べ続けられてきたということは、壮大な人体実験の結果、米は日本人に合っていることになります。
日本人の腸管の長さは穀類の消化吸収に適して、欧米人より長いのはよく知られています。

古来より行われている天皇家の祭祀「新嘗祭」は宮中におけるもっとも大切な祭祀で、天皇はその年収穫された五穀を神々に勧め、自らもこれを食して収穫に感謝します。
五穀とは、米・麦・粟・豆・黍(きび)または稗(ひえ)をいいます。
その中でも米は筆頭といっていいでしょう。

第二次世界大戦後、食生活が一気に洋風化したものの、米は日本人にとってなくてはならない食べ物です。

先天の気と後天の気、成分分析ではわからない気

漢方では人間は先天の気と後天の気によって生きるとされています。
先天の気とは、両親から授かった気をいいます。
今でいうところの遺伝情報が含まれるでしょう。

生まれてきたら今度は食べ物を得て命を永らえます。
主に食べ物を通して得られるのが後天の気で、元気、胃気、穀気といいます。
後天の気は食べ物だけからではなく、水や空気、環境からくるものも含まれますが、食べ物の役割はもっとも大きいです。

生まれる際に授かった先天の気を、生まれた後授かるまたは得る後天の気が養い育てていき、人は生きているというのが漢方の考え方です。
現代医学で説明するなら、親から遺伝情報を受け継ぎ、食べ物から栄養を得て成長することですが、漢方では気という目に見えないエネルギーや生命力を加味して体を見ています。

物と見るか、命と見るか

玄米を成分分析すると、白米に比べて栄養価が高いのがわかります。
日本食品標準成分表2015年版(七訂)

ただ、これは物質的に分析しただけの西洋医学的な見方で、食べ物を物として見ています。

目に見えないけれど存在するエネルギーや生命力を草根木皮に見出し、薬として使うのが漢方の本質です。
この世界を大宇宙ととらえて大宇宙の摂理を人体にも見出して人体は小宇宙であると捉えるのは、東洋医学、漢方の特徴です。
決して成分分析で説明できるものではありません。
食事の際に「いただきます」というのは仏教由来だといわれていますが、仏教に限らず東洋の考え方には食べ物を命として見る素地があるのだろうと思います。

命という見方で見ると、米は先史から食べられ続け、しかも、玄米はこれをもって稲に成長できる生命力を持っているというところが素晴らしい点なのです。

波動医学から気をとらえる

玄米から食べ物を命として見る見方が出てきたところで、波動医学についても考えてみます。

後天の気として私たちは食べ物から栄養以外にエネルギー、霊性、生命力といった目に見えないものを得ています。
波動医学という新しい医学によると、私たちは物質的身体(いわゆる体)のほかにいくつかのエネルギー体を持っています。
そのうちのエーテル体とよばれるエネルギー身体と物質的身体の接合面を気が流れていて、後天の気は、エーテル体にも影響し私たちの身体を養うものであると考えられます。
したがって、生命力の高い食べ物をいただくことは目に見えないエネルギー体を養うことになることが想像できます。

生命力のあるなしで食を見てみる

栄養だけでなく生命力のあるなしでとらえてみると、玄米と白米と決定的な違いは稲に成長できるかできないかです。
発芽玄米が流行っているように、玄米は芽吹く力、命を持っているのです。
玄米が健康によいとされるのは、潜在的にそれをわかっているからなのかもしれません。

生命力は感覚でキャッチできるものです。
畑から収穫されたばかりの野菜と手元にくるまでに時間のかかった野菜の違いは何となくでもわかるでしょう。
エーテル体云々と小難しいことを考えなくても、人は生命力の高いものを新鮮と感じたり、美味しいと感じたりします。

この感覚を日常に取り入れて食べ物を選んでいくことが、健康であるために重要となってきます。

期待される驚きの農法、エネルギー農法

命として食べ物を見た時、私がこれから広がることを期待しているのが醒麗ガーデンズの野菜です。

無農薬、有機栽培、自然農法と健康的な農法にはいろいろあります。
ここ10年ほどの間にエネルギー農法という新しい農法が生まれました。
エネルギー農法で生まれるのが醒麗ガーデンズの野菜たちです。

醒麗ガーデンズのホームページからの抜粋

エネルギー農法のはじまり
縄文時代は、人々の霊性(人格・精神性)が非常に高かった時代とされています。
それは人々が波動の高い場所で育った、自生した植物を採取し食していたからだそうです。
しかし弥生時代に移行し、農耕と人のエゴが結びつき人に自然を従わせる形で食物を生産するようになってから、食物のエネルギーは落ち、人々の霊性は低下していくことになったようです。
そこで、より「自生」に近い状態をつくり、精霊を通して地球と対話しながら農作業を行うことで「自然に人間が従う」かたちで作物を育てることができれば……
さらには、自然と人が協力し合って作物を育てることができれば、縄文時代にあったであろう自生の植物に劣らないくらいに野菜のエネルギーを高めることができ、人々の霊性を高めるのをサポートできるのではないかと考えました。
食べ物を変えることで、人と自然の「真の共生」の実現に貢献したい。
そう考えて、この農法を始めました。

縄文時代にはすでに米が食べられていました。
その頃の米はエネルギー農法で育てられたのかもしれませんね。

食べてみると非常な満足感がある

醒麗ガーデンズの野菜を野菜だけのフルコースでいただいたことがあります。
シンプルな調理法と肉が全くないコース料理は満足感がないのかと思われますが、野菜の生命力が高いとシンプルな味つけで十分野菜のうまみが感じられ、コースが終わるころには満腹感と心からホーッとする満足感が生まれました。

えぐみはなく、野菜の性格が素直に出ているようで、少しいただいただけで体もホカホカして、もっと食べたいと思えるのです。
もちろん美味しいです。
自然農法や有機栽培の野菜でもこのような傾向はありますが、一層強い感じがします。

食べ物で癒されるというのはこういう感じをいうのかもしれません。
翌日も身体が軽く、すっきりし、元気になった感じがしました。
命をいただくのが実感できる体験でした。

まとめ

玄米を食べ始めて食について考えてみました。
玄米のよさは栄養価が高い以外に、発芽して稲になることができる生命力です。
この生命力も含めて食べ物は、漢方でいうところの後天の気として私たちの物質的身体やエネルギー体を養ってくれているのです。
玄米のほかにも生命力の高い食べ物は世の中にたくさんありますが、中でも醒麗ガーデンズのエネルギー農法で作られた野菜に注目し、広がることを期待しています。

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この記事を書いた人

真に人間らしく健康に生きる方法を追求する実践家
カウンセラー/ヒーラー/リーダー/薬剤師

包丁を握りしめた夫婦関係の暗黒時代も「いつの間にか人間関係が楽になる3つのツール」で乗り越えました。
セカンドライフは夫婦円満、好きなことを仕事にして大阪と地方の二拠点生活を送っています。
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