たまに襲ってくる憂鬱さに困っていませんか?
コントロールできなくて、やって来るタイミングも気まぐれでどうしたらいいかわからないものですよね。
私も憂鬱になってしまうことが多くて、困っていました。というか、
憂鬱な気分でいることが人生の95%を占めていました。ほとんどですね。
何にもしたくないけど、なんかとかしないといけない気がしていつも焦っていました。
今では憂鬱になることはほとんどなく、平和な日々を過ごしています。
そんな私が試した「なんか憂鬱…。」寒い雨の日のようなネガティブな気分から抜ける、心を明るくするヒントをお届けします。ぜひ試してみてほしいです。
まずは…とりあえず外に出る
理由を考えたり、部屋でじっとしていても憂鬱さは変わりません。
自分の内側に意識が向かってどんどん底なし沼にはまっていくような感じでしょうか。
意識を外に向けると憂鬱さの勢力は減退する可能性が高いです。
まずは実際に外に出てみます。
外に出ると意識は外側に行くので自然と憂鬱さも紛れるかもしれません。
散歩して空を見たり、太陽の光を浴びたりすると気分もリフレッシュできる気がしませんか?
私はヨガとか軽い運動をしに外出したり、天気のいい日は早い段階で散歩に出るようにしていました。
いつもと違う道を歩く
憂鬱さの解消を期待できる要素の一つに「新鮮さ」があります。
外に出たらいつもとは違うことを意識してみます。
例えばいつもと違う道を歩くことです。
一本通りを変えるだけでもいいし、乗り換えの駅を変えるだけでもいいです。
もし、入ったことのないお店があったらどんなお店か見てみましょう。
案外面白いものが置いてあるかもしれません。
新しい道を歩く時はどんなものがあるか周りを見ながら歩くのがポイントです。
下ばかり見ていては新しい道を歩く意味がありませんので、笑 どんなものがあるのか情報収集しながら歩いてみてください。
一本通りが違うだけ、電車で一駅離れただけで雰囲気が違ったりするものです。
いつもと違う道を歩くのは通勤途中にも取り入れられる小旅行です。
食事を少しだけ変える
食事を少しだけ変えて新鮮さを味わう方法もあります。
いつも外食なら自炊、自炊なら外食、いつも行くお店でも座ったことのない席に座る、いつも食べないメニューを頼む、などとにかくいつもと違う選択をします。
そしてそれを味わって食べます。
「五感×新鮮さ」が憂鬱に効きます。
食べる時はぜひ、美味しいものを選んでください。
ケミカルなものやインスタントなものではなく、その場で作られたもの、なるべく質のいい素材がオススメです。高級なものでなくても大丈夫です。
ゆっくり味わって食べるのが苦手な方は味が変わっていくのを観察したり、形が違うのを楽しむ意識を持つと味わいやすくなります。
外食だったら何で味付けしているのかを当てながら食べてみてください。
同じケチャップでもクローブなどのスパイスが入っているものもあれば、シンプルなトマトソースに近いものもあります。
「隠し味にこれ入ってそう…。」なんて考えているうちに気持ちも明るくなっているかもしれません。
身近な布を買い換える
布って使っているとだんだんくたびれてきますよね。くたびれた布が新しくなるだけで空間の印象が変わって気分もクリアになります。
たとえば服です。新しい服を買って、もう着ていない服を手放します。
靴下など小さいものでも意外と新鮮な気持ちになるものです。
台拭きや雑巾、布団カバーなど長い期間使っているものがあれば買い換えてみるとスッキリします。
買うときは気に入ったものを選ぶとより効果的です。
「そろそろ選手交代かな」と思うものがあれば買い出しに出てみてください。
布がネガティブなものを吸って、外に運んでくれそうです。
体感覚を刺激する
運動をしたり、ストレッチやマッサージで体をケアしたり体感覚を意識するようなこともオススメです。
ジムや教室など、外に習いに行くのもいいですね。
動きに集中することで意識が内にこもるのを防いでくれます。
ストレッチを家でするときは体感覚を意識しながら行います。伸びているところや呼吸を感じつつストレッチするということです。
体感覚を意識するのが難しい場合は決まった順番通りではなく「凝ってるなー」と思うところを探して、そこから伸ばすようにしてみてください。
伸ばしてみて「もういいかな」と思ったら次に伸ばす場所を決めます。
裸足で歩くのもなかなかいいです。近くに海や公園などあれば土の上を裸足で歩いてみてください。
じんわり、気持ちいいです。
五感を使う
憂鬱な気分の時ってなんとなく現実離れした感じもしませんか?
頭がぼーっとしていたり、逆に考えすぎて体が置いてきぼりになったり…。
五感を刺激することは現実に意識を戻してくれます。
味覚(食事をちょっとだけ変える)や触覚(体感覚を刺激する)はご紹介した通りですが、他にも聴覚・嗅覚・視覚があります。
聴覚は例えば、好きな音楽や聞こえてくる音を聞いてみることです。
外を歩くと案外いろんな音がするので集めてみると面白いかもしれません。
嗅覚はアロマやハーブなどがあげられます。
視覚も既にご紹介したいつもと違う道を歩くのほか、綺麗な景色や映画、写真を見るなどがあります。
料理が好きな人は五感をバランスよく刺激してくれる料理もいいかもしれません。
単純作業を繰り返す
避けたいのはあれこれ考えることです。
淡々とできる単純な作業にチャレンジするのもひとつの手です。
簡単な編み物をしたり、季節の手仕事をしたり、無心になっているうちに憂鬱さを忘れられることがあります。
憂鬱になったきっかけを考える
憂鬱な気分のきっかけはありますか?
「来週乗り気のしない誘いに付き合うのが嫌だ」「昨日やった仕事がちゃんとできているか不安になってきてしまった」など、原因がわかるようならそちらに対処した方が早期解決が期待できます。
気分の乗らない誘いはお断りする、仕事が不安ならちゃんとできているかどうか確認したり、職場の誰かに相談する、などです。
「そういえば、あのことを考えてたら憂鬱な気分になったんだった」
そんなことがあれば、原因に直接対処してみてください。
どうしてもダメな時は
憂鬱な気分ってなんとかして変えたいと思いますよね。
「外に出た時はいいけど家に帰ってくるとやっぱり憂鬱になる」なんてこともあるかもしれません。
そういう時は、潔く諦めるという選択肢を自分に残しておきましょう。
改善しようとか、いい状態にしようとかせずに「今はこのままでもいいか」と諦めて寝てしまうとか、ひたすら家で映画を見るなんてどうでしょうか。
そんなことをしているうちに「これだったらしたいかな」と思ったことをして過ごしてみるのです。
私は憂鬱マックス期に、1日に2本ペースで見ていたら1週間で10本以上見てしまっていて、自分でもちょっと引きました。笑 でも、憂鬱さで落ち込んでいるよりはずっとよかったなぁって思います。
あと、憂鬱な気分って、その時は無駄な時間に思えても心のメッセージです。
憂鬱さは「いま、あんまり動きたくない」という心からのサインなのかもしれません。
もしくは「頭で考えても向かおうとしているベクトルは本当は望んでない」とメッセージが心の奥から聞こえているのかもしれません。
だから大切にするのに値する感覚なんです。
もう、憂鬱と決別したいとき
心からのメッセージとはいえ、
「いつ襲ってくるかわからなくて不安に感じるのはもう終わりにしたい」
「その場ではうまく気をそらせても再び襲ってくる憂鬱が嫌だ」
と感じる場合は憂鬱の根本原因を癒すことをオススメします。
それは心の傷を癒すことです。
心の傷が原因で生まれる、不安や怖れなどのネガティブな感情が憂鬱さを作り出していると考えられるからです。
心の傷はバーストラウマ・インナーチャイルドと呼ばれます。
胎児期から成人するまでの満たされなかった想いや傷ついた経験などが心の奥に沈んで傷になったものです。
例えば、出産時に狭い産道を通る苦しさや生まれてすぐ母親と離される寂しさなどがバーストラウマになると言われています。
インナーチャイルドは、自分が望む形で親に愛されなかった、親との関わりであれこれ干渉される、よくわからないまま怒られる、学校生活など自分のペースで行動できなかった、いじめにあった、など本人が自分を否定されたと感じることがよくある原因として考えられます。
この傷を癒すことが憂鬱な気分と決別する大きな助けとなる可能性があります。
まとめ
憂鬱さに効くのは、新鮮さと五感への刺激です。そのふたつは憂鬱さで内にこもった意識を外に向けてくれるからです。
憂鬱さが襲って来る時は思考がぐるぐるしやすいのであまり考えないですむことをして、なるべく楽にやり過ごすことをオススメします。
根本解決をしたい方は憂鬱さを生み出す原因だと考えられるバーストラウマやインナーチャイルドのケアを検討してみてください。
少しでも憂鬱さから自由になるヒントになれば嬉しいです。
憂鬱を生み出すバーストラウマインナーチャイルドについてはこちらの記事をどうぞ