いい人をやめると楽になる。ありのままの自分を受け入れよい流れに乗る方法

いい人を演じることをやめたい、いい人ぶる自分がしんどいと感じる方は案外多いのではないでしょうか。

 

いい人ぶってしまうのは、例えば、周囲の人とコミュニケーションを良好に保つためには必要、とか、職場で目立ったり嫌われたりしないために必要とか、学校でいじめられないために必要とか、処世術のひとつとして、身につけてしまっている人もいるでしょう。

 

私自身、子供の頃から優等生でいようとか、誰からも嫌われないいい人でいようとか、基本的にいい人だと思われるように意図して生きてきました。

 

親や先生から叱られたり怒られたりしないように、悪い自分は封印して優等生でいようとしていました。

 

学校の友達から嫌われたくないので、あまり強い自己主張はせずにおとなしく目立たないように心がけていました。

 

そしてまた身近な家族の前でも、嫌われたり批判されたくないので、良い妻、良い母を演じようと、自分の本心を無視してしまうような言動を取ることがとても多かったように思います。

 

自分の本心を無視したまま、優等生を演じたり、いい人ぶったり、良妻賢母を演じ続けていたので、自分がどんどん不自由になり、窮屈で、現実と本当の自分の間にひずみが生じてしまいました。

 

いい人でいることをやめると決めることで、ありのままの自分を受け入れ、自然な良い流れに乗る方法を書いていきたいと思います。

 

 

1.いい人でいる事の良い面

 

いい人でいる事の良い面

 

いい人でいる事のメリットとはどんなことがあるでしょうか。

 

いい人でいたら、人から悪く思われないので、変な風には目立たないかもしれません。

 

特に個性を主張せず、誰にでも優しくニコニコと、従順的に振る舞えば、嫌われたり疎まれたりすることはまずないでしょう。

 

相手に合わせて、誰とでも当たり障りなく付き合えば、悪い印象も与えないかもしれません。

 

周囲の人と摩擦や問題も起こさないので、敵とはみられないし、攻撃もされないので、自分が安全な場所にいると思うことができます。嫌な思いもしないですむかもしれません。

 

いい人を演じることで嫌われることはなさそうなので、かなりのメリットがあるといえます。

 

 

2.いい人を演じ続けるということ

 

いい人を演じ続けるということ

 

しかし、いい人でいるためのメリットを得るために、いい人を演じ続けているとどういうことが起こるでしょうか。

 

まずは、自分の心の声を聞かなくなり、相手に合わせたり、自分を押し殺して振る舞うということがあるかもしれません。

 

演じ方が上手になれば、そういうことさえも自然にしてしまうかもしれません。

 

しかし、そうして押し殺した自分の本音や、自分の本当の思いというものはどうなるでしょうか。

 

おそらく、どこかでは隠しきれずに出てきてしまうことはあると思います。身近な家族の前や、ふと気が緩んだ時には、本音の自分が出てくると思います。隠しきれずに家族や友人にはばれているかもしれません。

 

でもやっぱり、家の外などでは隠すことも上手なので、抑圧されてそれが溜まってしまっているということはあるでしょう。

 

抑圧した自分の本当の思いや本音は、ストレスとして体の不調に現われたり、心の不調として現われたり、望まない現実として現われることもあります。

 

本当の自分と、演じている自分が解離していくので、あまり良い傾向とはいえないかもしません。

 

 

3.いい人でいたいという心理の裏側

 

いい人でいたいという心理の裏側

いい人でいたい、いい人を演じてそれを隠れみのにして振る舞うという事の裏側にはどんな心理があるのでしょうか。

 

この記事の目次

人から嫌われたくない、攻撃されたくないという保身

 

ひとつには、嫌われたくない、仲間外れにされたくないという気持ちが強いということがあるでしょう。

 

ひとりぼっちになることが不安だったり、陰で悪口を言われたくないという不安や怖れがあるかもしれません。

 

嫌われることが怖いので、いい人でいれば少なくとも人から攻撃されたり、責められたりすることはないかもしれません。

 

自分が嫌な思いをしなくてすむので、いい人を演じてしまうのかもしれません。

 

小さい頃に親から怒られたり、責められたりした経験

 

記憶も定かではないような小さい頃に、自分らしく振る舞った結果、親から叱られたり、怒られたりした経験があるかもしれません。

 

悪いことかもしれないけどやってみたくてしたら親から怒られたとか、そんなことはよくある出来事かもしません。

 

親からきつく怒られたり、責められて悲しかった経験などから、自分の中から湧き上がってくるものを抑圧してしまっていることはよくあるかもしれません。

 

小さい頃に親からいい子でいなさいと言われた

 

また、親が発する些細な一言、いい子でいてねというのは、もしかしたらかなり強力にあなたの行動を方向付けてしまっているかもしれません。

 

今では毒親などという言葉もありますが、親が自分の都合のいいように子供を無意識のうちにコントロールした結果、子供は自分の本当の気持ちがわからなくなってしまった、ということもよくありそうです。

 

いい子でいたら愛されるんだという、ありのままの自分でいいというのと反対の思い込みが形成されて、いい子でいようと演じ続けてしまうのです。

 

 

4.いい人でいることの損な面

いい人でいることの損な面

 

では、いい人でいることの損な面はどのようなものがあるでしょうか。

 

いい人はつまらない

 

いい人でいることは周囲との摩擦や問題は起こさないかもしれません。

 

しかし、目立った自己主張をしたり、はっきりと意見を述べることが無いかもしれないので、物足りない、面白みのない人と思われることもありそうです。

 

また、いつも周囲と同調し、自分の意見を言わないので、本当は何を考えているのかわからない人、という印象も与えているかもしれません。

 

いい人は利用される

 

いい人は、人から頼まれごとをすると断れないという側面があるかもしれません。

 

いいひとは他人軸で生きているところがありますから、断るということが苦手な人が多いです。

 

何か面倒くさい役割を押し付けても、この人ならやってくれるとか、人からうまく利用されてしまうこともあるかもしれません。

 

 

いい人はなめられる

 

いい人は自己主張をきちんとしない側面があるので、人から下に見られてなめられてしまうこともあります。

 

自分の意見を言わないから、何をしてもいいと思われて、ひどい扱いを受けても、それを受け入れてしまうことさえあるかもしれません。

 

はっきりと自分の意見を言わないので、軽んじられた扱いを受けてしまうこともあるのです。

 

 

5.ありのままの自分を受け入れると楽になる

 

ありのままの自分を受け入れると楽になる

 

ここまでお読みになると、もういい人を演じることはやめようと思われるかもしれません。

 

そのような時にはどうしたらいいでしょうか。

 

ありのままの自分を受け入れると決めてみましょう。

 

それは、いい人を演じていくうちに無視したり見ないことにしていた、素直な本当の自分です。

 

初めはよくわからないかもしれません。

 

しかし何かを見たり、聞いたりした時に、一番最初に思っていること感じていることはどんなことでしょうか。

 

もしかしたら、かなり意外なことを思っているかもしれません。

 

人にそのまま伝えたらひかれてしまうようなことを思っているかもしれません。

 

ところがそれがあなたの本音だったり、ありのままの自分であったりするのです。

 

 

6.ありのままの自分を認める事で自己否定が減る

 

ありのままの自分を認める事で自己否定が減る

そのような抑圧してきた自分というものを、認めて受け入れていくだけでも、自己否定が減っていきます。

 

親や学校から敎育を受けてきた中で、こんなわがままを言ってはいけない、自分勝手はダメだ、そう教わってきたかもしれません。

 

そういう過程で、抑圧した本当の自分の思いは、自己否定というかたちで溜まっている可能性があります。

 

抑圧せずに、素直な思いや感情に気づいていきましょう。

 

そして、自分は本当はそんなこと思っていたんだとか、こんな風に感じていたんだということを認めていくと、それは自己肯定に転じていきます。

 

たとえ、それが、自分では受け入れがたいなと思うようなネガティブな思いや感情でも、素直な自分を認めることで、自己否定は減っていきます。

 

自分の中から浮かんできたことを別に全て行動に移す必要もありません。

 

自分の素直なありのままの思いに気づき認めて行くだけでも十分です。

 

自分の素直な本音に気づいていくことで、のぞむ現実を引き寄せやすくなるのです。

 

 

7.まとめ

 

いい人を演じることが辛くなったり、そんな自分が窮屈で不自然だなと思うことがある人は、まずは自分の本音に気づいていきましょう。

 

いい人をやめると覚悟を持って決めることで、第一歩が踏み出せます。

 

人からどう思われてもいい、自分は自分の道を行くという気持ちと、自分の素直な本音に気づき大切にしていくことで自己肯定感が増えていきます。

 

ありのままの自分を受け入れて、自分本来の目指す人生を歩んでいきましょう。

 

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この記事を書いた人

イチゴリズムのマスコットキャラクターです。

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