この原稿は2019年1月に書き終わっていました。
4ヶ月が経過した5月の段階で投稿することになり、改めて見返してみると、年始のスタイリングをきっかけにして私の人生に大きな変化が起こっていたことが分かりました。
スタイリングを通して起こった変化については、追記として最後に書いています。
2019年が始まったばかりの1月。Rieさんのパーソナルスタイリングを受けました。
初めて受けたRieさんのパーソナルスタイリングは、私が想像していた「理想の自分像」を見事にぶち壊し、遥か先を行ってしまうようなスタイリング体験になりました。
自己否定をむき出しにされるスタイリング
パーソナルスタイリング。
それは、自分自身が作ってしまっていた枠・殻・観念をぶち破る新たな発見の嬉しさと共に、私が知らなかった、私が抑え込んでしまっていた自分と出会ってしまう恐怖心や不安感との対面でもありました。
服を選ぶのにお金をかけるの?
私自身の服というものに対する考え方は、
プライベートの服は気に入った少数のモノを長く保有する。仕事に使う服(スーツ)は作業着として捉えて、気に入っているメーカーの商品を定期的に入れ替えながら着る。
というように、服・ファッションに対する強いこだわりを持っているタイプでは無いと私自身は思っています。
そのため「服装」という点においては、代わり映えの無い日常が仕事でもプライベートでもありました。
良い服、気に入った服、自分に似合う服は買いたい。
でも、「服を選ぶ」という行為自体に「スタイリング代金」としてお金を払う。ということには非常に抵抗感があったのです。
実際、Rieさんと知り合って数年が経過していますが、「パーソナルスタイリングという仕事をしている」ということは知っていたものの、自分自身がお金を払ってまで服を選んでもらいたい。と思うことはありませんでした。
新しい自分に気付くために
仕事・プライベートでは、同じような服のローテーションを繰り返す毎日を過ごしていた私ですが、妻はRieさんのパーソナルスタイリングを既に何度か受けていました。
パーソナルスタイリングを受けた後は、今までは着ることがなかったような服を着こなすようになり、彼女自身の既成概念を打ち破っていくような新しい服、今までになかった服を楽しんでいるように思えました。
「服」を通じてそれまでには出会えなかった自分と出会い、毎日を楽しんでいるように見えました。
私の中に少し羨ましいような気持ちが出てきたのは、認めたくはないのですが、事実でした。
さらに、服を通して新しい自分を見つけ出すことで、仕事に対する姿勢もより積極的に変化してきたように感じます。
そんな妻をすぐ近くで見ていた私は、スタイリングに対して少しずつ興味を持つようになってきました。
パーソナルの「近道」
少し話題が変わります。
私は近所のスポーツジムの会員になって通っています。日常的なスポーツジムでのトレーニングに加えて、月に1~2回程度のペースでパーソナルトレーナーからトレーニングの指導を受けるようにしています。
以前に通っていたスポーツジムではパーソナルトレーナーのサービスを受けることは無く、自己流でトレーニングをしていました。
結果的には自分自身が納得できる成果を得ることができず、同じことの繰り返しに飽きてしまい、スポーツジムから足が遠のきました。結果的には退会してしまいました。
数年後に新しく入り直したスポーツジムでは入会時にパーソナルトレーナーの無料体験が利用できたこともあり、パーソナルトレーニングを初めて取り入れてみました。
個人差もあるとは思いますが、私はパーソナルの効果をハッキリと感じています。パーソナルトレーナーは私自身の特長を掴んだ上で、より最適で、必要とされるトレーニングを指導してくれます。
パーソナルで学んだトレーニング方法や身体に対する意識の向け方を日常のトレーニングにも生かすことで、今までよりも高い効果を実感できるようになりました。
結果的に、パーソナルトレーナーは、自分が必要とするトレーニングを確実に、的確に、より最適な手段で、望む結果を手に入れる方法だということに気付いた時期でもありました。
妻の勧めもあって申込
スタイリングとは違った他の分野でパーソナルの必要性を感じていた私は、妻の勧めもあって、東京に出張するタイミングでRieさんのパーソナルスタイリングを申し込むことに決めました。
「妻に勧められた」というのは、きっかけの一つではありますが、実際には自分自身が変化するキッカケを求めていたタイミングで「パーソナルスタイリング」という情報が入ってきたのかなと思っています。
直前の申込みではありましたが、お互いのスケジュールがちょうど合い、正月明けのバーゲンで混み合う新宿でパーソナルスタイリングを受けることとなりました。
90%以上は事前カウンセリング
待ち合わせをしてからいきなり服を一緒に買いに行くのかというと、そんなことはありません。
まずはカフェでお茶を飲みながらスタイリングの方向性やコンセプトを決めていくためのカウンセリングを受けます。
最初は近況や共通の話題から雑談程度の内容ですが、少しずつ本質的な部分を刺激されていきます。
私は途中から恐くなってきました。
あまりにも本質的なメッセージがどんどんと発せられてきて、本来自分が行きたかった方向、やりたかったこと、今抱えている悩みの本質を突かれてしまったからです。
人とは不思議なもので、自分の本質を知りたいとは思いつつも、実際に暴かれてしまうと強い抵抗感や不快感、そして不安があぶり出されてきます。
「知りたいけど、知りたくない」そんな矛盾がまた自分自身の苦しみへと繋がってしまいます。
「パーソナルスタイリング」というサービスだけを聞けば「自分に似合った服を選んでくれる」というイメージでしたが、実はそうではなく、本当の自分と出会うお手伝いをしてくれるサービスなのだと気づきました。
服を選ぶというのは、最終的な結果の一部であって、実質的には事前のカウンセリングで目的は90%以上達成されているのではないか?と感じたほど非常に質の高いカウンセリング体験でした。
最初の試着服で自分を見失う
新宿のファッションビルのメンズ館。最初に入った店で「これを着てみて」と手渡されたのが
「真っ赤なジャンパーに、でっかい★」がデザインされた、ファッショナブルというよりも、デザイン系のハードな服でした。(私にとっては。。。)
私の普段の服選びでは絶対に手を出すことの無い、見向きもしない分野の服です。さらに「全体に花柄が描かれたシャツ」というように、自分が今までに絶対に選ばないような服を持ってきて「どう感じる?」と、今までに感じたことがなかった部分を刺激してきます。
さらに「いま感じている不快な感じをどんどんと感じてもらいたいの」と言われます。
正直、これにはまいりました。これだけで、自分自身が作っていた自分の中の枠や観念が壊されていきます。
私の場合、服を試着しながらでてきたのは両親でした。ともに公務員だった両親には「厳格な、真面目な」自分でないと受け入れてもらえない。という恐怖心や不安感がすごく出てきたのです。
これは今までに感じたことが無い感情であり、感覚でした。
自分のポテンシャルを抑えている
パーソナルスタイリングの中で繰り返し指摘されたのは「自分を低く評価していると」ということでした。
例えば10段階の「8」という段階まで来ているのに、自分自身の評価は「3」くらいにしてしまっている。ということです。
実際の自分と、自分自身が思っている自己評価には大きなギャップが生まれているということを指摘されました。
Rieさんが選んだ服を見て、試着する。鏡に映る自分を見る。
自分の中での評価がだんだんと分からなくなってきます。この服は、このスタイルは果たして「良いのか、悪いのか」。
そんな私を見て「自分がキレイだと思うものを選んだらいいよ」というアドバイスをもらったので、試着をして鏡に映った自分が「直感的に美しい」と思えるような服を選ぶようにして購入していきました。
パーソナルスタイリングをおススメしたい3つの理由
私が個人的にパーソナルスタイリングをおススメした理由を3つにまとめてご紹介します。
①簡単に(強制的に?)変化を起こせる
日々繰り返される日常生活の中で変化、成長をすることは非常に難しいですが、パーソナルスタイリングを受け、スタイリングされた服を着ることで新たな自分への変化を体感することができます。
②カウンセリングの実体化がスゴイ
個人セッションで受けるカウンセリングやセミナーは、自分自身を高めるためには有効的な手段ですが、その場限りの一過性のモノにもなりがちです。自分自身での取り組みが重要となります。
パーソナルスタイリングであれば、個人セッションによるカウンセリングの内容を実体化するための方法としてスタイリングが行われます。そのため、日常生活に戻っても購入した服を着用することで、カウンセリングで得られた情報を容易にアンカリングすることができます。
③なりたい自分への近道
多くの人は今よりもっと良くなりたい、自分を変えたい、そんな理想の自分像を持っていることと思います。
ところが、自分だけで理想の自分像に近づこうとするとスムーズにはいかないことが多々あります。
スタイリングというのは一つの方法、手段に過ぎないのかもしれませんが、本質的に自分自身が進みたい方向へとアシストしてくれるので、結果的には最も適切な道標となります。
ここからは、私がパーソナルスタイリングを受けてから起こった変化を4ヶ月後の段階で書きました。
スタイリング後の4ヶ月で起こった変化
自分の本性や本質のあぶり出しを受けたスタイリング体験でしたが、新しい服を手に入れて気分よく関西まで帰ってきた私は、休みのたびにスタイリングで選んだ服を着て、受け取ったメッセージを自分のモノへとしていきました。
その中で感じていたのは、
自分を抑えている、自己評価を低く見ている、自分を発揮することを恐れている。
受け取ったメッセージを潜在意識に落とし込めたためでしょうか?
その後に仕事上では大きな変化が起こり始めたのでした。
突然、事業合併をして勤めていた会社の社長から合併の解消を言い渡され、結果的には退職をすることになり、事業はやめることになりました。
大学を卒業してから17年以上にわたって自分自身で築き上げてきたと思っていたことが、「本当は自分が心から死ぬまで続けてやっていきたいビジネスでは無い」ということに気づき、そして手放すことを実行できたのです。
私にとっては大きな変化です。今までの自分では絶対にしなかった選択でもありました。
素直に自分を発揮する
スタイリングを通して私が得たことは、「自分を発揮してもいいんだ」という許可です。
今までは、周りに気を使い、周りに合わせ、人の意向を聞き入れ、環境に自分を合わせることで流れに身を任せるような生き方をしてきました。
しかし、本当に自分らしい人生を生きていこうと思った時に、私には自分を変えていく決断が必要だったのです。
その決断を自然と後押しし、行動へと導いてくれたのが、スタイリングだったのではないかと今ではとても感謝しています。
新しい自分との出会い、今の状態から抜け出したい、一歩を踏み出したい。
そんな方に、私はRieさんのパーソナルスタイリングをおススメします。