✅ 娘のどこにイライラするのか
✅ なぜ娘にイライラしてしまうのか
✅ 娘へのイライラをどうすればいいのか
かわいいはずの娘、でも小学生になってから特に、イライラすることばかり。
なんてことはありませんか。
娘にイライラするお母さん、実はよくある話です。
なんでこんなにイライラするんでしょう?
原因を探りながら、対処法をお伝えしたいと思います。
小学生の女の子の特徴
幼児期のずんぐりむっくりな可愛さから、スッと伸びやかに成長し始めるのが小学生。
目が大きくほっぺがぷっくりして動物の赤ちゃんのようにあどけなさがあった顔も大人びてきます。
と同時に、口がますます達者になるのが女の子。
男の子に比べてお喋りになる子が多いです。
また、大人をよく観察して、大人のように振る舞いたがるようにも思います。
口調や態度がお母さんそっくり、みたいな場合もよくあります。
多角的にものごとを見れるようにもなるので、親の言うことを素直に鵜呑みにすることは減っていきます。
代わりに親の矛盾点や痛いところを巧みについてきたりもします。
でも、感情のコントロールはまだまだで、大人びたと思っても、だだをこねたり、拗ねたり、むすっとしたり、感情的な行動も多いです。
感情的な行動が複雑化すると、ずっと無視し続けたり、ぶつぶつ文句を言い続けたり、親に聞こえるか聞こえないかくらいの音量で不満を言ってきたりします。
また、本格的な勉強が始まり、親がなにかと勉強に関してフォローしなければならなくなるのも小学生からなので、衝突することも増える時期です。
娘のどんなところにイライラする?
娘の以下のような部分が親をイライラさせがちではないでしょうか。
・やると決められたことをやらない
・言い訳する
・不機嫌になったり、むくれたり、ぐずぐずしたり、ギャンギャン言ったりして感情的になる
・口答えしたり、揚げ足を取る
・変に女の子っぽく甘える
・嘘をつく
・反抗的な態度をとる
・自分に似ている
などなど・・・
例えば、宿題をやらない娘にイライラ。
やらせようと思って促しても、なかなかやる気にならない。
やろうと思ってたのにやる気なくしたー、などと言い訳する。
やるから一緒にやってというので、みてあげるけど、間違いを指摘すると、プイと不機嫌になる。
せっかくみてあげてるのに!、と文句を言うと、あーだこーだと口答え。
もう知らないからね、と怒ると、ギャーギャーうるさく言ってくる。
うわー、そりゃイライラしますよね。
親をイライラさせてしまう娘の心理
私は母親として男の子の子育てしか経験していません。
そして女の子の子育てで悩んでいるお母さん方のセッションをしていて思うのが、女の子に比べて男の子は単純な子が多いな、ということです。
小学生の女の子は男の子に比べて複雑そうです。
これを読んでいただいている方は子育て中のお母さん方が多いと思います。
ご自身が小学生の時はどんな女の子でしたか?
私自身は、小学生になると、どんどん心理的に複雑さを抱えるようになっていったように思います。
男の子に比べて、女の子は言語機能を司る脳の発達が早く、右脳左脳を連携させる役割をする脳梁も太いです。
女の子が口達者になるのが早いのは、そんな理由もあります。
また小学生にもなると自立心が芽生えてきます。
だから指図されるのを嫌がるようにもなります。
一方で、幼児期のように親に全力で甘えたいという思いも残っているので、大人のようでいたい自分と幼児のようでいたい自分との間で揺れ動きます。
幼児のころは、もやもやしたら泣くしか手段を知らなかったですが、泣いては親に嫌な顔をされるなどの経験が繰り返されると、子どもの心にインナーチャイルド(=心の傷)がついてきます。
小学生くらいになると、インナーチャイルドの影響が大きくなり、これ以上傷つきたくないという想いから感情表現はだんだんストレートではなくなっていきます。
すねたりいじけたり、無視したり、つっけんどんになったり、わざと怒らせるようなことを言ったりするのは、感情表現が複雑になったせいです。
どうして娘にイライラするのか?
ではそんな娘にどうしてイライラしてしまうのでしょうか?
ここでは『娘』という点に着目して掘り下げていきたいと思います。
娘、というのは母親と同性です。
つまり同じ女性ということで、娘と接していると母親自身の娘時代とつながりやすくなるのです。
もちろん人にもよりますが、男の子の子育てだと、母親自身の娘時代とかなり性質が違うことが多いのです。
すると全く違う存在としてちょっと距離を離して、面白い生物を観察するように接することができる傾向にあります。
それが娘だとそうはいかない。
つまり、男の子の子育てに比べて心の距離感が近くなりがちなのです。
娘へのイライラ:心の距離感が近いのがひとつの原因
心の距離感が近いとなぜイライラしやすいのか
心の距離が近いと、なぜイライラしがちになるのでしょうか。
私は娘との関係に悩むお母さん方のセッションを通して、以下の3つの原因が大きく影響しているように思っています。
① インナーチャイルドが刺激されやすい
インナーチャイルドとは幼児期から成人するまでの間についた心の傷のことを指します。
主に、親との関係性の中でインナーチャイルドはつきやすいです。
決めたことをやらなかったり、反抗的な態度をとったので親に怒られた、言い訳して嫌な顔をされた、嘘をついたことでキレられた、など、親との関係の中でネガティブな感情が大きく出るような出来事があり、それが自分のインナーチャイルドとなっていたとします。
すると、自分の娘時代と同じように、決めたことをやらない、反抗的な態度をする、言い訳をする、嘘をつく、などをする娘を前にすると、心の距離感が近い分インナーチャイルドが頻繁に刺激され、心が大きく揺れます。
当時怒られた時の悲しい気持ちが湧いてくるのかもしれないし、私は怒られて辛かったのにあなたはなんで平気なの?!という怒りの気持ちがわいてくるのかもしれません。
そんなふうに心がネガティブに大きく揺れるのがとても心地悪いので、そんな心地悪い想いをさせる娘に対して怒りが湧くのです。
② 期待が大きくなりやすい
心の距離が近いと、期待を抱きやすいです。
例えば、自分の娘時代は勉強があまりできなかったので、娘には成績がよくなって欲しいと期待する、みたいな感じです。
こういう期待を抱いていると、娘が宿題をサボったり、娘の解答が間違えていたりすると、期待が裏切られた気分になって、イライラします。
また、自分が親に気を遣って手伝いをよくしていたので、娘にも同じようにしてほしいという期待を無意識に抱いてしまったりします。
期待があること自体は悪いことではないのですが、期待を裏切られたと感じてイライラするようなら、健全な期待とは言えないかもしれません。
③ 嫉妬が出やすい
心の距離感が近いと、嫉妬心を抱きやすくなります。
例えば、ママ友に嫉妬することはあっても、ハリウッドスターのアメリカ人に嫉妬することはあまりないでしょう。
距離感があまりに違うからです。
また娘が大きくなってくると、だんだん娘の中に女性を見出すようになります。
母親自身が女性として満たされていないと、幸せそうな娘に対して嫉妬心でイライラしてしまうことはよくあることです。
例えば、自分とは仲が悪い夫が、娘に対して甘かったり、娘が父親である夫に甘えたりすると、なんだか嫌な気持ちになり、イライラが出てきたりします。
娘へのイライラ、どうしたらいいの?改善する4つのステップ
かわいいはずの娘なのに、イライラする!
でもイライラして娘に色々と言ってしまうと、余計関係性がこじれることが多いです。
イライラする自分に自己嫌悪することもしょっちゅうかもしれません。
母親がイライラすることで、娘の心が傷つき、娘のインナーチャイルドが大きくなって、娘の人生が生きづらいものになる可能性もあります。
できれば、イライラすることを少なくしていきたいのが本音でしょう。
そのためにはどうしていったらいいのでしょうか?
以下にイライラを減らしていくステップを提案します。
① 娘へのイライラに対する捉え方を変える
イライラさせる娘を前にすると、イライラを感じたくないので、娘がいない方がまし、というように感じてしまうことも多いでしょう。
そうなると、娘は自分を否定されたように感じ、余計態度を悪化させるかもしれません。
なので、娘に対する捉え方を、以下のように変えてみましょう
イライラさせる娘 → 自分の中にイライラの原因があることを見せてくれる娘
娘に対してイライラするのは、必ずしも娘が悪いせいではありません。
自分の中のインナーチャイルドが刺激されたり、もしくは不健全な期待を抱いていたり、女性として満たされていないのでイライラしてしまうのです。
なので、娘は自分の中のイライラの原因を見せてくれる人、と捉えてみましょう。
その原因を適切に扱うことができれば、人として大きく成長できます。
そんな成長のチャンスをくれているのが、目の前の娘なのです。
② 娘へのイライラから自分を知る
さぁ、では次に、どんな時に自分は娘にイライラするのか、探ってみましょう。
娘が関わる、どんなシチュエーションでイライラすることが多いでしょうか?
その時、イライラとともにどんな想いが湧いてくるでしょうか?
例えば、ダラダラ寝っ転がっている娘にイライラする、と出てきたとします。
イライラとともに出てくる想いは、、、「私があなたのために色々やっているのに、ダラダラするなんてバカにしてる」「ダラダラして、癖になって落ちこぼれたらどうしよう」「落ちこぼれたら私の責任?」「母親としてダメと思われたら嫌だ!」などなど、出てきたとしたらそれらをノートに書き出してみましょう。
③ 自分の娘時代のことを思い出し、受け止めよう
次は、娘が関わるイライラのシチュエーションと同じことが、自分の娘時代になかったかどうか、なんとなく感じてみてください。
例えば、自分は娘時代ダラダラと寝っ転がっていただろうか?
ダラダラしていたとしたら、自分の親は娘である自分に対してどんなふうに対応していた?
イライラさせる娘と、自分の娘時代、リンクするところがないかどうか探ってみてください。
リンクが表面化すると、自己理解が深まり、イライラの熱量が少し収まるでしょう。
④ 根本的にイライラをなくしていきたい場合は・・・
イライラを根っこからなくしていきたい、と言う場合は、インナーチャイルドを取り扱うのが根本的です。
ただインナーチャイルドは潜在意識の奥深くにあり、複雑に絡み合っているので、自分一人で紐解いて癒していくのは時間もエネルギーもかかり、とても難しい側面があります。
なので、専門家のサポートを受けるのが近道です。
私はインナーチャイルドをエネルギー的に扱うセッションを提供しているので、興味ある方はこちらのページをご覧ください。
まとめ
私は2009年から子育てに悩むお母さん方のセッションをしていますが、娘はお母さん自身を映し出す鏡のよう存在だなーと思ったりもします。
例えば、女の子らしさを否定して育ったお母さん、女の子らしい格好を好む娘に対し、(そんなフリフリな服、気持ち悪い)みたいな感じでイライラしていたケースがあります。
お母さん自身が自分の女性らしさを受け入れられるようになると、娘に可愛い服を選ぶのが楽しくなる、みたいな変化が起きたりします。
滅多にはかなかったスカートをはいたりお化粧を楽しみ始めたりして、その方は自分の女性性を否定していた頃よりずっとのびのび自由になっていきました。
そんなふうに、イライラさせる娘はお母さんをのびやかに変化させてくれる、頼もしい助っ人でもあるんです。
娘へのイライラをきっかけに、自分を変化させていきませんか?
サポートが必要な方はいつでもご連絡くださいね。
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