家族っていいものですけど、やっかいなものでもありますね。
本当に他人から見たらどうでもいいと思うような小さなことから離婚話が出るくらい大げんかしたり、口も聞きたくないと思ったり、罵倒したり、文句が出てきて止まらなくなったり、どうしていつもこうなるの、、と嘆いてしまうことってありませんか。
また、家族を観察していると、なんかおかしいよねという関係性が存在していたりします。
例えば、うちの娘と息子の関係性、娘は一緒に遊びたくて、息子を誘うのだけれど、一方的に命令ばかりして、お互いのやりたい方向性は全く違い、最終的にはいつも噛み合わなくて大げんか、、、というようなものを目撃すると、どうしていつもこうなんだろうと疑問に思ってしまいます。
そんな家族の不思議な関係を紐解く鍵のひとつに、今生よりも前にさかのぼる過去のお話が絡んでいるということは、実はよくあります。
私の家族も、ある時代の過去の人生において、学びをともにする仲間だったようです。
その時の未解決だったり、未消化だったりする問題を今生では解消するべく、またみんな同じひとつ屋根に下に集まってしまったようです。
さて、このやっかいな過去からの課題を解消するべく集まった、私の家族のお話を少ししてみたいと思います。
1.私と夫
私と夫は、結婚当初は仲睦まじい、いい感じの夫婦でした。
私がヒーリングを受けた当初も、その夫婦関係が問題として表に出てくることはほとんどありませんでした。
ところが私がヒーラーの能力開発をして、大きく変化していく過程で夫婦の問題がどんどんと明るみに出てくるようになったのです。
もちろんこれは私自身の問題でもあるので、みなさんがこうなるという話ではありません。
まずは、夫と私はよく喧嘩をするようになりました。お互いが怒りを出すとえらいことになるのです。喧嘩慣れもしていなかったので、お互いの主張を言い合い、話を聞くというのもなくて、感情が先に爆発するという感じでした。だから原因はあまり関係ありません。とにかく、感情的に相手への怒りがすごいんだということがわかりました。
夫の私への怒りは相当なものでした。
また、私自身も夫のちょっとしたことにすごく腹を立て、物の食べ方とか、部屋の使い方とか本当に日常的な些細なことで、気に入らないことがあると、すごく嫌な許せない気持ちになっていました。
ただ、基本的に気は会うので、何か共通した分かり合えるものはあり、仲の良い時は仲が良かったりして、不思議なバランスの夫婦でした。だいたいが、出会ってすぐに付き合う流れになったので、縁としては相当濃いのかなと思います。
怒りの原因の一つに、過去の私たちの関係性がありました。
私たちは、ある時代において、いろいろな危機的状況から一緒に政治を協力して行っていたようです。ところが、些細なことからすれ違いや、感情的な問題があり、私の方から一方的に支離滅裂な理由で気に入らないということから、夫を政治舞台から失脚させていたようなのです。
ところが、また政治的に危機が訪れると、夫の能力や人物は認めていたようなので、呼び出して協力させて、でもまた気に入らなくなると、失脚させる、ということを何回か繰り返したようなのです。
それは、夫の私への怒りは相当なものかと思います。また、夫は私の機嫌を伺うようなところもあり私の顔色をとても気にしています。けなされたり、文句を言われるということが、本当にやる気を失くすようでした。反対に私が喜んで褒めると、とても嬉しい気持ちになるようで、家事や料理をすごく手伝ってくれます。
2.私と息子
私の4歳のまだ小さい息子は、過去生において、血縁的には私の甥だったようです。
この甥は、幼い頃に私のもとにきて育てられ、教育されてある国の王様となる人でした。
成長し、自分で政治を行うようになった時、国は危機的状況でした。政治経済すべてにおいて改革が迫られ、新しい国づくりを目指した王であったようです。
しかし、急進的にことを進めてしまったために、保守的な人たちから反発を書い、幽閉されてしまうのです。
その時、幽閉させたのは、育ての親のような立場である私でした。
息子は私のことが大好きです。男の子なので上手に甘えてきたりわがままを通します。
一方で、私が少しでも息子の気持ちを理解してなかったり、息子が気に入らないことがあると、思いっきり叩いてきて怒りを全身でぶつけてきます。
愛と憎しみが裏返しのような関係です。
息子のことは私もとても可愛いし、でもそのわがままに怒りをすごく感じます。
結構激しいやりとりなので、その中で過去の課題を解消していけたらなと思っています。
3.娘と息子
そして私の娘ですが、なんと過去生において、息子であるその王様の正妻だったようです。
第一夫人ともいうのでしょうか。
そして、昔のことですので、王様にはもちろん側室というか第二夫人、第三夫人がいたようです。
王は、美しくて性格の明るい側室を気に入り、正妻である娘とは不仲でした。
娘は容姿では劣り、性格もちょっと違ったのかもしれません。
娘は、よく冷静に自分のことを、「私は見た目が可愛くないから」ということを幼稚園の時から普通に話していました。どうして、自分のことをそんな風に思うのか不思議でした。
娘は息子に少しひねくれた対応をしています。
一緒にいたいようなのに、一緒にいると強くあたり命令口調になります。息子はそれを聞かずに、一人で好きなことをし始めます。娘は、一緒に遊ぼうと泣いて喧嘩になります。
娘は息子のことを好きと言ったことはなく、嫌いと小さい時から言ってました。
またディズニープリンセスのような可愛いらしいお姫キャラクターが大っ嫌いと言います。
正妻時代の思いがあるんだと思います。
娘もたまに優しい時があります。ある時、息子がソファーの上で、娘の膝の上で寝てしまうことがありました。私が布団に連れて行こうとすると、「このままでいい」としばらく息子を膝にのせて寝かせていました。
昔の愛情でしょうか。
息子である王様は、幽閉されてしまったので、その間の正妻との関係はわかりません。幽閉中は夫には全く会えなかったかもしれません。
女性としては寂しい人生だったかもしれないなと思うのです。
ちなみに、私の子供たちが大好きなyoutubeの動画が「姫ちゃんとおうくん」という姉と弟の動画なのです。テーマソングをいつも歌っています。これには笑ってしまいますね。
4.番外編〜私の父親と私の息子
この二人は、息子が王様だったときに実の父子だったようです。
これは私が自分でもしかしたらと気づきました。そしてリーダーさんに確認したのです。
息子は私の父親になんとなくなつているのです。
息子がソファーに座る私の父に抱かれ絵本を読んでもらっている姿を見たときに、息子のあまりの身の任せっぷりに、過去生において実の父子であったのではないかと直感したのです。
私は息子を里帰りして出産しました。
なので、息子は私の実家と縁があります。生まれて2ヶ月くらい実家で私の両親と過ごしているのです。娘の時は里帰り出産はしていません。
おそらく、私の父親は私の元で、息子が育てられていることに、多少ならずとも不安を感じているのだと思います。
過去生では実の息子を幼いときにある意味奪われ、生家とは違う場所で育てられ、王としてはとても苦労した息子のことをかなり心配しているのではないでしょうか。
そうすると、私はきちんと大切に息子を育てていかないといけないのかなと、今これを書いていて気付いてしまいました。
5.まとめ
とりあえずが、私の家族の過去の物語です。
もちろん、過去生というものが科学的に承認され、広く認められた見識でないのは知っています。
しかし、一部の精神科医や産婦人科医、物理科学者も過去生を研究し、過去生の記憶をもつ子供達の研究などをしています。
また、前世療法やヒプノセラピーという過去生を思い出すことにより、いまの問題を解決するという手法で治療されている精神科医の先生やセラピストもいらっしゃいます。
実際には証明することは難しいのかもしれませんが、過去生という概念を使うことで、現世での問題が解決することがあります。
私の家族の物語も、過去生を知ることで、家族の関係性が理解しやすくなり、そうだからこうだよねと納得したり、一見ネガテイブな喧嘩なども受け入れられる側面がたくさん出てきました。
家族は過去からの学びの仲間です。
過去での未解決の問題を今生で学びなおす仲間です。
これを受け入れると、今自分自身が直面している問題も解決しやすくなるのです。
これをお読みになっている読者の方で、もし、ご自分とご家族の過去生が気になる方がいらっしゃいましたら、リーダーさんを検索してみてはいかがでしょうか。何か家族の問題解決の糸口が見つかるかもしれません。