- 50歳になると老いが突き付けられる
- 日本の高齢化社会の実態
- 人生を心豊かにする3つの習慣
☆「ありがとう」と感謝する
☆やりたかったことをやってみる
☆日常の小さな幸せを見つける
人生100年時代。
100歳になった自分が想像できますか?
まさか、今のままの若さで100歳にって思っていませんよね。
多くの人は100歳の自分は想像できないし、実感がないのが普通です。
バリバリ素敵な100歳になろうと思ったら、今からの努力がものを言います。
体力、気力、健康、お金、人間関係。
東京オリンピック1964年に生まれた私は還暦がぐっと近くなったアラ還です。
ちょっと振り返ると、50代に入ってから人生後半をどう生きようか悩みながら毎日の仕事や家事に追われ流れるまま生きてきました。
更年期の浮き沈みもまだ終わったとは言えません。
なんとも頼りない感じですが、ここで気持ちを立て直さないとあっという間に前期高齢者(65歳~74歳)だと思いました。
最後の最後に人生を後悔しないための3つの幸せ習慣をご紹介します。
50代からは老いが加速する
アラフィフに突入すると、逃げたくなるような出来事がたくさん起こります。
40歳までにうすうす感じていたことが50の声を聞くと一気に表面化して、自分が老いてきている現実をつきつけられます。
その衝撃は、私にとってはすさまじいものでした。
老いへの恐怖とどうにもならないもどかしさ。
受け入れるしかないのですが…。
友人知人の話も合わせると、老いを感じる瞬間はこんな時のようです。
- 体力がガタっと落ちた
- 若い頃できていたことができなくなった
- 白髪・抜け毛、しみ・しわが増えた
- 老眼に気づいた
- 健康診断で注意された
- 子育て卒業で燃え尽き症候群になった
- 家族や会社のために一所懸命やってきたのにモヤモヤする
- 友人の訃報が届いた
- 親の介護が心配になってきた
- 転職したいが年齢の壁にぶつかる
- 老後のお金が心配
日本はかつてない超高齢社会
日本人の平均寿命は男性が80.98年、女性が87.14年。(厚生労働省の平成28年簡易生命表より)
男女とも過去最高です。
世界のトップクラスです。
世界保健機構(WHO)や国連の定義では、高齢化率(総人口のうち65歳以上の高齢者が占める割合)が7%を超えた社会は「高齢化社会」、14%を超えた社会は「高齢社会」、21%を超えた社会は「超高齢社会」です。
日本は2007年(平成19年)に21%を超えたので、すでに「超高齢社会」です。
2017年(平成29年)の内閣府「高齢社会白書」によると総人口に占める65歳以上人口の割合(高齢化率)は27.3%です。
4人に1人は高齢者(2017年内閣府「高齢社会白書」より)
10年先20年先はどうありたいか
高齢者モデルに自分がなる
私は2022年は58歳。
平均寿命からするとあと30年は生きられそうです。
人生100年時代といわれています。
ひょっとしたらあと40年は生きるかもしれません。
かつての私は、10年先、20年先をどう生きたいかは正直なところよくわかりませんでした。
夢が描けなかったのです。
見渡せば介護老人が目につき、イキイキと心豊かに健やかに生きている高齢者モデルが身近に見当たらないのですよね。
現役で働いている高齢者も老体に鞭打ってつらそうで、こうなりたいと思えませんでした。
2017年に亡くなった聖路加国際病院名誉院長であった日野原重明先生(1911~2017年)は、100歳でも現役だったすごい方です。
けれど、そういう方はどこか遠くの世界の人のように思っていました。
結局のところ、目指す高齢者モデルを探しながら自分でモデルとなる生き方をしていくしかないのかなと感じています。
いつまでも動ける体でいる
正直なところ、私は、老々介護や認認介護にはなりたくはありません。
できることなら、生涯、自分の身の回りのことは自分でしたいと思ってます。
としたら、50代は体力気力を整え、自分の人生後半に真剣に向き合う時期でしょうね。
50代はまだ挽回できると思います。
何とかなるというちょっとした自信もまだあります。
でも、今、何もしなければ、体力気力は上向くことはありません。
60代はもっと動けなくなります。
意欲もなくなります。
考えると不安になって、何から手をつけたらわからなくなります。
そして、ますます不安になってしまいます。
グルグルする不安から抜け出すために、自分の心と体にとって良いことを始めたいですね。
人生を心豊かなものにする3つの習慣
年がいくほど人は保守的になり、変化を嫌う傾向があります。
「年がいって頑固になる」とはよく言ったもので、住環境や人間関係など様々なことを変えにくくなります。
一方では、人生を豊かなものにしたいと願っているはず。
そのためやりたいのは、固まりがちな心を和らげ、活力のある自分にすること。
その第一歩になる習慣は次の3つです。
ありきたりに思えるかもしれませんが、このありきたりの積み重ねが人生を変えていきます。
- 「ありがとう」と感謝する
- やりたかったことをやってみる
- 日常の小さな幸せを見つける
①「ありがとう」と感謝する
年老いてできないことが増えていくと、人さまから手助けをいただくことが増えてきます。
「まだ自分でできる!」と頑張りがちですが、人さまの手助けを素直に受け取り「ありがとう」と感謝できる人になっていきましょう。
日々、否定的な言葉や汚い品のない言葉が多いと、いつのまにか自分がそうなってしまいます。
「ありがとう」はそれを打ち消してくれる素晴らしい言葉です。
言葉にすることが大切です。
心から感謝できなくても言葉にすることから始めましょう。
言霊の力によって「ありがたい」という実感は後から必ず伴ってきます。
小林正観さん(1948~2011年)が、「ありがとう」を年齢×10,000回唱えるとありがたいと思える奇跡が起こるという講演をされていました。
「ありがとう」を言葉にして言う。
②やりたかったことをやってみる
子どもの頃に、やりたくてできなかったことはありませんか。
お金がなかった、親に怒られたから、時間がなかったからなど、いろんな理由でやりたくてもできなかったことがあればやってみましょう。
子どもの頃の満たされなかった欲求(インナーチャイルド)を満たしてあげることです。
インナーチャイルドを満たすことは、自分を大切に扱うということです。
やってみて嬉しい、楽しいという感覚が人生を幸せにしていきます。
その中で新しい自分、新しい出会いがあり、これからの人生を彩ってくれるかもしれません。
逆に、やってみたら思ったほど楽しくないかもしれません。
でも、やってみることが大切です。
「やりたいことはできるんだ!」を体験すると、あきらめの人生からやってみる人生に変わっていきます。
自分に対する諦めや否定を払しょくするチャンスです。
やりたかったけれどやれていないことをやる。
③日常の小さな幸せを見つける
幸せは日常に星の数ほどちりばめられているのもの。
ただ、それを見る心の目が曇ってしまっているか、雲に覆われて見えないだけです。
子どもの頃は、素直に見えていたはず。
日々の忙しさに追われ、息つく暇もなく駆けてきたのなら、一日の終わりに大きく深呼吸してみましょう。
それから、目の前にある物、周りの人に意識を向けて、今日一日を振り返ってみましょう。
街で見かけたお花の美しさ、子どもの笑顔、美味しいご飯、友人との語らい…。
自分にとっての日常の幸せを見つけてみてください。
もうすでにある幸せに気づいたら、「もっと、もっと」は減り、いつも満たされている心持ちになります。
日常のしみじみした幸せを知ってこその心の豊かさ
まとめ
アラフィフから人生を満たされたものにし、自分が高齢者になってもに幸せを感じながら過ごせるようになるために閉じていた感性に刺激を与え、開いていきたいのです。
そのための3つは
- 感謝する「ありがとう」
- 子どもの頃やりたかったことをやる
- 日常のすでにある幸せに目を向ける
すぐに上手くいかないなくても、小さな積み重ねを続けていくことで意識や感覚が変わっていきます。
楽しみにやってみてください。