- 新しいことを始めたい
- 何かに挑戦してみたい
- とにかく何かをやってみたい
自分でやりたいこと、好きなことを見つけたのに、いろいろと頭の中で考えてばかりで、結局は行動に移せなかった。
自分より行動力のある人の成果をSNSで見ると、
うまくいっている人の話を実際に聞くと、
正直、羨ましいと思ってしまう。
何もできていない、始めることもできない自分を責めてしまう。
そんなことはありませんか?
「自分には行動力がない!」という思いばかりが高まって
- なんて自分はダメなんだ
- 始めたいと思うだけで何もできない
- みんなうまくいっているのに自分は。。
- もっとできるはずなのに
自分を責めてしまってばかりで、さらに行動力が落ちてしまう。
行動ができなくなってしまっている。
今回はあなたの行動力が向上するためのヒントをお伝えします。
行動力があるのか?ないのか?
周りの人を見た時に「あの人は行動力があるな~」と羨ましく思ったり。
自分自身は「行動力がないな~」と否定的に思ったり。
- 行動力がある人の方が良い結果が出ている
- 行動力がないから結果が出ない
というように「行動力」によって人の評価、自分への評価を決めていませんか?
実は行動力には「できる・できない」といったような決まった評価はありません。
学校での数学や英語の試験での点数、成績のように決まった評価がないのです。
行動力というのは主観的な感覚であり、自分の中での評価です。
ある人を見て
「行動力があるな~」と思えば、その人は「あなたから見れば」行動力がある人。ということになります。
ある人を見て
「いつもボーっとしてんな~」と思えば、その人は「あなたから見れば」行動力がない人(低い人)ということになります。
行動力は学校の成績や点数のように客観的に評価できるものではないということです。
行動力がある人の特徴
「行動力があるかどうか?」というのは、先ほども書いたように
人によって評価や価値基準が違いますので、何を持って行動力がある人なのか?ということを判断することはできませんが、「行動力がある人」を今回は以下のように定義してみましょう。
計画をすぐに実行に移せている人
では、行動力がありそうに見える人というのはどんな特徴を持っているでしょうか?
何も考えずに動き出せる人
深く考える、計画的に考える。ということなしに、とにかく「行動」することを重視しているタイプの人で、考える前に身体が動いてしまう。何かに取り組んでしまう。というタイプの人がいます。
周りから見れば「すぐに行動ができていて、行動力がある人」という印象が強いかもしれませんが、本人にとっては「行動することが普通」なので、行動力という概念そのものが無いかもしれません。
感覚だけで動ける人
これも上記の「何も考えずに動き出せる人」と似ていますが、自分の感覚に従って「こっちかな?」という方向に躊躇なく進んでいけるタイプの人です。
自分の感覚に素直に動けているので、例え期待した結果を得られなかったとしても満足度は高いです。
周りから見ると「スムーズに行動ができて羨ましい」と思われているかもしれません。
自分の感覚に素直な状態でいられれば本来進むべき方向へと近づいていきます。
しかし、周りの環境や人間関係などの影響を受けて、本人の状態がぶれてしまうと「こっちかな?」という方向が、実は本人ではなく周りにコントロールされて向かっているということもありますので、注意が必要です。
一か八かが好きな人
何も考えずに動き出せる人や感覚だけで動ける人と似ているような感じもあります。
「とにかくやってみて、当たっても外れてもOK」という人です。
当たればラッキーだけど、外れることもあるよね。
という状態であれば、うまくいくかどうかの心配や不安もないので、スムーズに行動できている人のように見えます。
経験済みの人
何かに「初めて挑戦」するときは多くの人は恐怖や不安を感じ取ります。
未知の世界への挑戦は誰だって恐いものです。
ところが、未知の世界であっても「一度経験」してしまうと
「なんだ、こんなものか」と意外と恐くも何ともなかった。という経験はありませんか?
初めての挑戦は確かに怖いですが、一度経験してみることで恐怖や不安は和らぎます。
そのため、既に経験していることに再度取り組む人、以前に取り組んだのと同じような状況で取り組む場合は恐怖や不安をあまり感じることなくスムーズに行動することができます。
行動力のある人が成功しているのか?
行動力ある人の特徴をみてきました。
では、行動力がある人たちはみんな成功しているのか?うまくいっているのか?
ということを考えてみましょう。
言うまでもないことかもしれませんが、
行動力があることと、
成功している、うまくいっているとは別物です。
行動をすることで、何らかの結果が生まれ、うまくいっている状態(あるいは成功)へと近づくことは確かです。
ここで勘違いをしてしまうのは
「行動力がある人はみんなうまくいってそう」という思い込みです。
結果が生まれるのは行動したことの結果ではあるものの、行動力があるかどうかとは別物であるという認識を持つことが非常に重要です。
行動力が無い人の特徴
行動力が無い人と書きましたが、ここでは以下のように定義してみましょう。
計画をすぐに実行に移せない人、実行しない人
ご自身で行動力が無いなと思っている、行動をしたいけどなかなか動き出すことができていないなと感じているのであれば、以下の項目に当てはまるかどうかをチェックしてみましょう。
情報が多すぎて動き出せない人
今まで自分が知らなかった未知の世界へと動き出すには恐怖や不安を感じることがあって動き出すことができない。ということを書きました。
しかし、現代では様々な情報を事前に取得することができるので行動に対する恐怖や不安を情報によって和らげることが可能です。
ですが、実際には情報を持っている、知っているために動き出すことができないということの方が多いかもしれません。
情報を持っているということは、「うまくいく可能性が高い」という期待に対する情報と「失敗する可能性が高い」という情報があります。
人が情報に接したときにどちらに影響を受けやすいかというと「失敗する可能性が高い」という情報ではないでしょうか?
「あの人も、あの人も、あの有名人も、あの成功者も失敗している」のであれば、
わたしも失敗して当然。という情報の方に安心感を覚えます。
そうなると人は「失敗したくはない」という気持ちが強く働きます。
失敗することを恐れている人
情報が多すぎることの影響もあって「失敗すること」を事前にある程度察知することができれば「失敗しない自分の方がいい」という選択をとることで「行動しない」という結果に落ち着きます。
「行動しない」が積み上がっていくと結果的には「行動力が無い人」ということになります。
今まで何度も書いてきましたが、今まで自分がやったことがないこと、新しいことに挑戦する、未知の世界へと入っていく際には恐怖や不安が出てくるのは当然です。
変化することを恐れている人
行動をすることによって、成功をしても、失敗をしても、何らかの結果がでることによって、
自分が変わってしまうことへの不安や恐れを感じることによって行動ができない、行動を抑制してしまうことがあります。
この場合は、最初の一歩は踏み出すことができたものの、さらなるステップアップを実行していく際に出やすいです。
行動をすれば何らかの結果が出てきます。
結果が出ることによって、
- 自分自身が変化する
- 周りの環境が変化する
- 人間関係が変化する
行動をすることによって、変化してしまうことがより明確になればなるほどに行動ができなくなるという仕組みです。
行動力を高めて確実な結果を出すには
最初に行動力があるかどうかは主観的なものでしかない。ということを書きました。
「行動力」という言葉は世の中にある程度は浸透していますが、
「行動力があるかないか」という基準は世の中にはありません。
- あの人、どんどん動けてすごいな~
- あの人、いつもボーとしてるな~
といった程度の認識です。
もしあなたが「行動力」を高めたいということであれば、方法は簡単です。
自分の行動を認めること。
行動ができていない、行動力が自分には無いなと感じているのであれば、
まずは既にできている「行動」を認めることから始めてみましょう。
どんな小さなこと、どんな小さな行動でもいいので、自分の行動を認める。ということを積み上げていくイメージです。
自分自身が行動をできていることに対して承認が出せている状態を積み上げていけば結果的には「行動力がある人」と自分で自分を認めることができるでしょう。
それは、他人から見れば小さな一歩を踏み出しているにすぎないかもしれませんが、自分の中で認められた一歩を踏み出しているのであれば、それは「行動力がある人」ということになります。
行動力を求めているのに行動は認めていない
行動力が自分には無いと感じてしまう要因は自分自身の行動を認められていないということです。
何らかの行動をして、何らかの結果が出たときに
- たまたまうまくいった
- 偶然が重なった
- 運がよかった
- なんとなくできただけ
というように、結果を受け入れることができないので、結果に至ったプロセスである行動についても認めることができません。
そのため「自分には行動力が無い」という結論になってしまいます。
自分にとっては小さな一歩であったとしても、
それが望む結果からは遠い場所であったとしても
「一歩近づけた」という肯定感を持つことが重要です。
積み上げが結果になる
100という結果を得たいのであれば「0から、すぐに100の結果」ではなく、
「0から、1が積み上げられて100に達する」という認識を持つことです。
世間的にはいきなり大きな結果を得ている人が注目を浴びています。
そのような結果を得たいと思うかもしれませんが、多くの場合は遠回りです。
「0か100か、当たりかハズレか」を追い求めるよりは、
確実な目の前の「1」を獲得して、次の「1」をまた積み上げていく方がより確実な成果を得られます。
行動力ではなく、行動している自分を認める
行動力という指標で人や自分自身を評価することのではなく、
自分自身の行動の1つ1つを確実に認めていくということが重要です。
自分を認めることができれば、他人の評価を気にすることや、他人の行動力を羨むことも無くなってくるでしょう。
あなたの始めたい、行動したい、変わりたい。
という気持ちと共に動き始めたことを自分で認めることで将来手に入れることができる結果や成果がより確実なものとなります。
どうしても動けない時は
どれだけ、自分自身の行動力について考えたとしても、
どうしても動けない時があるかもしれません。
- 最初の一歩が踏み出せない
- 自分自身の気持ちとしては動き出したいけど動けない
- なぜか分からないが止まってしまう
- 気持ちだけが空回りしている
- 行動するタイミングになるとボーっとしてしまう
ご自身の気持ちや意識としては
行動したい、動き出したい、結果を出したいと思っているのに
「なぜだか分からないけれど、動けない」という時もあるでしょう。
自分自身でとにかく考えてみる、
実際に動いてみる、
けれども、どうしても動き出せない、よく分からないブレーキがかかってしまう。
この自分でやれるだけのことはトライしてみたけれど、
「なぜだか分からないけれど動けない」となることもあります。
行動を起こして、結果を出すというのは「目に見える現象」ですが、
自分自身が分かっていない、把握していない「目に見えない部分」(潜在意識)が
あなたの動き出す力を止めているかもしれません。
まとめ
「行動力」がないなと、自分自身を客観的に見て
自分の状態を知ることは何よりも重要です。
そこで、行動力が無い自分を責めたり、否定的にならずに
「なぜ、行動力が無い」と感じてしまうのかを考えてみましょう。
ご自身の思考パターンやいつものクセ、慣習から
もしかすると、動き出すためのヒントが見つかるかもしれません。
それでも、
どうしても行動力が無い自分に行きついてしまうかもしれません。
重要なポイントは
ご自身でやれるだけのことはやってみる。ということです。